&Greenをより長く良い状態で楽しんでもらうための、お手入れ方法をまとめました。
1.水やり
水はパフカルの1/3くらいまでの水位
パフカルは、空気と水分のバランスを保つ性質があり植物の生育に適した素材ではありますが、水に浸かっている部分は、どうしても水分の比率が多くなってしまいます。植物は根にも一定の空気を必要としますので、水をたくさん注いでパフカルの半分以上が浸かってしまうのはNGです。理想の水の量は1/3程度まで。そうすることで、植物の根はパフカルの中の空気に触れることができ元気に育ちます。
水やりは器の水がすべてなくなってから
パフカルが少し乾いても植物は大丈夫。器に水が無くなってもパフカル自体に十分水分を含んでいるので、すぐに注ぎ足す必要はありません。パフカルを指先で触ってみて少し乾いてきたなと感じたら、植物が水を欲しがっているタイミングです。パフカルの1/3くらいまでの水位を目安に水を注いでください。
週に1度は「葉水」を
植物の葉に霧吹きなどで水をかけることを「葉水」といいます。植物は根からだけではなく、葉からも水分を吸収します。葉水をすることで、元気になるだけではなく葉の乾燥を防ぎ、また乾燥を好む虫などを予防し、葉にほこりなどが溜まりにくくなるなどの効果があります。エアコンを使う時期は乾燥しやすいので特に効果的です。また、小さな葉や薄い葉の植物も、葉が乾燥しやすいので定期的に葉水をしてあげるようにしてください。
2.水洗い
2週間に1度は器とパフカルを水洗い
器に水がなくなってから水やりをしていても、しばらくすると器やパフカルが汚れていきます。そのままでは植物の生育に悪い影響が出る場合がありますので、2週間に1度程度は器やパフカルを水洗いしましょう。パフカルの表面の汚れや、切れてしまった根などを、やさしく指でこすって水で洗い流してあげてください。元気できれいな根を傷付けないように気を付けましょう。このようにシンクで水洗いできるのも&Greenの良いところ。ついでに植物も、優しい水流で葉についたほこりや汚れを洗い流して、「葉水」をしましょう。
3.置き場所
直射日光が当たらない明るい場所
植物の生育には、「光」が必要です。できるだけ明るい場所で育ててあげてください。一方で原産地では大きな木の下の比較的暗い場所で育ち、直射日光を苦手とする品種も。直射日光が当たると、葉焼けを起こして葉が茶色くなってしまうこともあります。窓際に置く場合は、レースカーテン越しの優しい光で育ててあげてください。
冬の寒さに要注意
観葉植物は熱帯や亜熱帯など温かい地域を原産とするものが多く、寒さに弱い品種がほとんどです。冬場など10℃以下が続く場所は植物の生育には適しません。特に冬場の窓際は気温が低いので、少し窓から離れた暖かい場所へ移動させてあげてください。逆に、暑さには強い品種が多いので、夏の暑さはあまり心配する必要はありません。
風通しも重要
&Greenは、土を使わず器に水を溜めて育てるため、株元の湿度が高くなってしまいます。株元の湿度が高い状態がそのまま続くと、パフカルにカビが生えたり、茎や葉が蒸れてしまったり、病気の原因になることも。そこで大事なのが換気です。物が密集して置かれた場所や、部屋の一番隅のほうなどにはできるだけ置かないようにしてください。窓を開けて空気を入れ替えたり、サーキュレーターを使ったりして部屋の空気を動かしてあげると◎。ただしエアコンなどの風が直接あたると、葉が乾燥し枯れてしまう原因となりますので要注意。時々置き場所を動かしてあげるのも効果的です。
4.その他のお手入れ方法
枯れた葉はこまめに取る
植物は新しい芽や葉に栄養を使うため、古い葉や傷んだ葉が老化し、黄色くなって落ちてしまうことがあります。落ちた葉をそのまま水の中や、パフカルの上などに放置しておくと、水やパフカルが汚れて植物に悪い影響が出ることも。枯れた葉を見つけた際は、手や園芸用のハサミなどを使って取り除きましょう。
活力剤や肥料を与える
葉の色が薄く、黄色くなってきた場合や、もっとすくすく大きく育てたい場合は、植物活力剤や肥料をあげるようにしてください。&Greenでは水に入れて使用する、水耕栽培用の活力剤や、葉水効果もある葉に吹きかけるタイプの活性剤もご用意しています。
定期的に植物の様子を観察
定期的に植物の様子を観察してお手入れすることは、自分にとっても心地良いこと。例えば朝起きたらカーテンを開けて、光を浴びる植物の様子をみて、水やりやお手入れをモーニングルーティーンにしてみてはいかがでしょうか?生活リズムが整って、植物も人も健やかに暮らしていけるはず。パートナーとして&Greenと寄り添っていただけたら嬉しく思います。