すくすくと成長するGreens。成長した姿を楽しむのもいいけど、バランスを整えたい、コンパクトなサイズで飾りたいという方も多いはず。伸ばしっぱなしでいいのかも不安になりますよね。そこで今回は成長した植物の剪定(カットして整える)方法についてご紹介します。
伸びすぎた葉や茎を剪定
剪定をする場合は植物の生育に適した暖かい時期(3~9月くらい)に行います。植物の種類によって成長の仕方はさまざま。特に生育旺盛な3タイプの植物について剪定方法をご紹介します。
1.マドカズラの剪定
最初はピンと立っている姿のマドカズラも、成長して新しい葉が生えてくると写真のように枝垂れていき、器を置いている棚やテーブルに付いてしまうことも。この姿を活かしてハンギングにしたり、支柱を使って上に誘導しても◎。もし、バランスを整えてすっきりさせたい場合はこちらのように剪定をお試しください。
マドカズラを剪定する場合は、2~3枚葉を残し、葉が伸びている「節」の部分の手前でカットします。
残っている節の脇から新しい芽が出てきます。マドカズラには“気根”と呼ばれる小さな根っこが、節の近くに存在します。(ポコッと出ている茶色い根っこです。)カットした先の葉も、この気根が浸かるように水に浸しておくと、根っこが伸びて成長することも。
剪定してピンと立ったマドカズラ。一度リセットしてまた成長を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2.パキラの剪定
パキラは幹から茎が伸び葉をつけます。どんどんと新しい芽が出てきて上に向かって葉をつけていきますが、頭が重くなって傾いちゃう!という方も多いのではないでしょうか。一つで立派に育ち存在感のある姿は、それだけでオブジェのようなカッコよさがありますが、ある程度の大きさを保ちながら寄せ植えでバランスよく取り入れたい、という場合はこちらをチェック。
マドカズラ同様、いくつか葉を残して葉が伸びている場所の少し上の部分をカットします。緑の茎をよく見てみると茶色い傷のような箇所があります。これがパキラの生長点となります。
パキラは丈夫な植物で、幹を残し葉をすべて切って、いわゆる丸坊主にしてしまってもまた芽が出てくる可能性が高いです。
このバランスなら寄せ植えもおさまりが良さそうです。パキラのバランスにお悩みなら、この春思い切ってバッサリいってみる?
3.トラデスカンチアの剪定
トラデスカンチアは這うように茎が伸び、ハンギングにもぴったりの植物です。春になると白い花が付くことも。ミニグリーンカーテンのように垂れる姿を楽しめる植物ですが、ヘアカットをするようにお好みの長さにハサミを入れてみましょう。
カットする場所は葉が出ている少し上。とは言うもののモサモサと成長するトラデスカンチアの剪定は、あまり考え過ぎずにバサバサとカットしても良いでしょう。
お好きな長さ、かたちに剪定していきます。ラベンダーカラーの葉をつけるトラデスカンチアだから、カットした茎を集めると小さな花束のよう。グラスなどに入れても華やかです。
すっきりとした姿のトラデスカンチア。春はすぐに新しい芽が出てきますので、日々の生長を見守る楽しさを味わえます。
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