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葉水とは?観葉植物に葉水をする頻度・タイミングとやり方を解説

葉水とは?観葉植物に葉水をする頻度・タイミングとやり方を解説

「葉水って何?」「水やりとどう違うの?」などの疑問をお持ちの方もいるかもしれません。葉水は、観葉植物を健康に育てるのに欠かせないお手入れのひとつです。今回は葉水をする頻度や適切なタイミングについてご紹介します。

INDEX

葉水とは?葉水をする効果は?

「葉水」は、霧吹きで観葉植物の葉に直接水を吹きかけるお手入れのことです。植物の根に水を与える「水やり」とは別に、適切な頻度やタイミングで行うことで植物の健康を維持できます。葉水の主な効果としては以下があります。

乾燥予防

観葉植物は一般的に高い湿度を好むものが多いです。特に冬場の室内は暖房により乾燥しやすく、これは観葉植物にとっては厳しい環境となります。葉水をすることで、葉の周囲の湿度を一時的に上げることができ、乾燥を予防します。

害虫予防

観葉植物にとって害虫は大きなストレスとなります。葉水をすることで、害虫の付着を防ぎ、また既についてしまった害虫を洗い流すことができます。

成長促進

観葉植物の葉は光合成を行う重要な器官です。葉水をすることで葉がきれいに保たれ、光合成がスムーズに行われ、植物の成長を促進する効果が期待できます。

ほこり・汚れを落とす

室内で育てられる観葉植物の葉には、空気中のほこりや汚れが付着しやすいです。これらが葉の表面に付着すると、光合成が妨げられたり、病気や害虫の原因となることもあります。葉水をすることで、これらのほこりや汚れを洗い流し、葉を清潔に保つことができます。

葉水のタイミング・頻度とやり方

水やりと同様に、葉水もやりすぎには要注意。観葉植物が弱る原因になるため、適切な頻度・タイミングで行いましょう。

葉水を与えるタイミング・頻度

以下のタイミング・頻度で観葉植物に葉水を与えてみてください。

・春・秋は毎朝1回

春・秋は温度と湿度が比較的安定しているため、毎朝1回行うのが一般的です。

・夏・冬は朝夕の2回

夏は高温で葉が乾き、冬は空気が乾燥しやすい季節です。観葉植物を室内に飾っている場合も冷暖房の影響で乾燥しやすいため、春・秋よりも葉水を与える頻度を増やしましょう。

・乾燥している場合は2回以上も可

特に乾燥している場合や、湿度を好む植物の場合は、必要に応じて2回以上葉水を行ってください。葉の状態を確認し、質感がドライ気味であることを確認してから葉水を与えましょう。

・冬場の夜間の葉水は要注意

夜間に葉水を行うと水分が葉に留まりやすく、これが冷えることで葉が傷む可能性があります。冬場の夜間の葉水は避けましょう。

上手な葉水のやり方

葉水を与える際には以下の方法で行いましょう。

・霧吹きで前面に葉水を与える

葉の表面全体に均一に葉水を行うために、霧吹きを使って前面から水を吹きかけます。

・葉の裏側にもしっかり

害虫は葉の裏側によくつくため、葉の裏側にもしっかりと葉水を行います。

・根本周辺は少なめに

根本周辺に多くの水分が集まると土が湿ったままになり、根腐れして枯れてしまう可能性があるため、少なめにします。

・成長期は液体肥料を混ぜるのも可

成長期には、葉水に少量の液体肥料を混ぜることで、植物の栄養補給に役立てることができます。

・葉についたカルキは拭き取る

葉に付着したカルキ(水道水中の塩素等)は植物に悪影響を与える可能性があるため、湿らせた柔らかい布で軽く拭き取ると良いでしょう。

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葉水はどんな植物に必要?不要な植物もある?

「葉水をどんな植物にもするべき」などの疑問をお持ちの方もいるかもしれません。葉水を好む植物とそうでない植物は、それぞれの植物の生息地や生育環境によって変わります。以下の内容を参考に、ご自身の植物に葉水が必要かどうか判断してみてください。

熱帯の植物には葉水が効果的

熱帯地域を原産とする植物は、高温多湿の気候を好む傾向があります。そのため、湿度を確保するために葉水が効果的です。例えば、ポトス・フィカス・モンステラなどがこれに該当します。

サボテン・多肉植物には葉水は不要

サボテン・多肉植物は乾燥に強い性質を持つ植物です。自然環境では乾燥地帯で育つものが多く、水分を葉に蓄えて乾燥に耐える特性があります。そのため、葉水を行うと水分が過剰になり、健康を害してしまったり、最悪の場合腐ってしまう可能性があります。サボテン・多肉植物には葉水は控えるようにしましょう。

うぶ毛が生えた植物への葉水は要注意

葉の表面にうっすらと生えているうぶ毛は、葉内の水分を一定に保ったり、汚れや余分な水分、外敵などから葉を守る効果があるとされています。葉の健康を害してしまう可能性があるため、葉水のやりすぎには注意が必要です。葉に乾燥が見られない場合は、控えた方が良いでしょう。また、うぶ毛が水をはじくため、葉水が効果的に働かないこともあります。

まとめ

葉水は観葉植物の健康を維持するのに欠かせないお手入れのひとつです。「どれくらいの頻度やタイミングですべき?」「正しいやり方は?」「自分の観葉植物は本当に葉水が必要?」という方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

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