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観葉植物が枯れる原因の8割は水やり?適切な水やりの方法を解説

観葉植物が枯れる原因の8割は水やり?適切な水やりの方法を解説

観葉植物を枯らせてしまうと本当に悲しい気持ちになりますよね。一度枯らせてしまうと「また枯らせてしまうのでは......」と不安になり、観葉植物に手を出しづらくなったという方もいるかもしれません。

水やりは観葉植物を健康に育てるのに欠かせません。しかし、水のやり方次第では観葉植物を枯らしてしまう原因にもなります。今回は、観葉植物を枯らさないための正しい水やりについて解説します。

INDEX

観葉植物が枯れる原因は?水やりの失敗が原因の大きなひとつ

観葉植物が枯れる原因、水やりの失敗が観葉植物に与える影響について解説します。
まずは、なぜ観葉植物が枯れるのかを知っておきましょう。

観葉植物が枯れる原因の8割は根腐れ?

観葉植物が枯れる原因には「乾燥・日光の当てすぎ・病気・害虫」などがありますが、中でももっとも多いのが水やりのしすぎによる根腐れです。観葉植物が枯れる原因の8割が根腐れともいわれています。

水のやりすぎで観葉植物が枯れる理由

水のやりすぎで観葉植物が枯れる理由について解説します。観葉植物が育つためには、水分だけでなく空気が欠かせません。過度な水やりで土が水浸しの状態になると、空気の通り道がふさがれてしまい、植物が呼吸困難の状態に陥ります。そうなると水をあげても養分を吸い上げることができなくなり、根本からどんどん腐っていってしまうのです。植物が呼吸ができるように、水のやりすぎを控えて空気の通り道を確保する必要があるのです。

水だけで育つ観葉植物なら初心者でも安心

観葉植物が枯れる主な原因は水のやりすぎですが、中には水だけで育てる水耕栽培という方法もあります。水耕栽培であれば水やりの頻度や量を気にする必要がなく、初心者でも簡単に育てることができます。

【水だけで育てる&Greenとは?】

&Greenは、土を使わず水だけで育てることができるため、お手入れが簡単で育てやすい観葉植物です。水が少なくなったら注ぎ足すだけなので水やりのタイミングが分かりやすく、土を使わず清潔に楽しめるので、初心者にもぴったり。器も家にあるお気に入りのグラスやカップなどが使えてアレンジ自在です。
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観葉植物の水やりのタイミング

観葉植物の水やりのタイミングについて解説します。以下のような状態を目安に水やりのタイミングを掴みましょう。

土の表面が乾燥しているとき

土は湿っていると黒っぽくなり乾燥すると白っぽくなります。土の表面全体が白っぽく、触っても指に土が付着しないほど乾燥していれば水が不足している可能性があります。ただし、乾燥しているのは表面だけで内部は湿っている可能性があります。内部が湿っていると水のやりすぎになるため注意しましょう。

鉢が軽くなっているとき

鉢全体が軽くなっていれば、土の表面だけでなく内部まで乾燥しているサインです。土の表面が乾いているときは、鉢を持ち上げて重さを確認してみましょう。定期的に鉢を持ってみることを習慣づけると、乾燥して軽くなる感触が徐々にわかって感覚で水やりのタイミングも掴めてきます。

葉・茎・幹に変化があったとき

「葉・茎・幹」の状態が変化していないかも確認しましょう。葉・茎が下向きになっており元気がない、幹が乾燥してカサカサの状態になっているといった変化が見られた場合は水が足りていない可能性があります。

水分計でタイミングを確認

土の湿度や水分量を測るための水分計というアイテムがあります。土に差し込むだけで、観葉植物の水分量を把握できます。水分計を複数個所に指して、メモリが乾燥状態になっているかどうかを確認しましょう。水分計を利用することで水やりのタイミングを簡単に把握できるようになります。

観葉植物に水を与える量

水やりをするタイミングの他に、水を与える量を知ることも大切です。適切な水やりの量について解説します。

鉢底から水が出るくらいたっぷりと

「根腐れが怖いから水は少ししかあげていない」という方もいるかもしれません。頻度は少なくても良いものの、水やりをする際にはたっぷりとあげるのがポイントです。基準は「鉢底から水が出るくらいにたっぷり」です。そうすることで土全体に水を行き渡らせることができる他、土に溜まった炭酸ガスを外に出し、新鮮な酸素と入れ替えられます。鉢の大きさごとに以下の方法で水やりを行いましょう。

・小型や中型

持ち運びができる小型・中型の鉢の場合、シンクやお風呂場で蛇口やシャワーから直接水やりをしましょう。葉・茎・幹にしっかり水が当たるようにすることで、ほこりや害虫などを落とすこともできます。水流は優しく、土に穴ができたり葉っぱが傷つかないように注意しましょう。

・大型

持ち運びが可能な大型の鉢はじょうろを使って水やりをしましょう。土全体にしっかり行き渡るようにたっぷりと水をあげましょう。受け皿に溜まった水はその都度取り除くようにしましょう。

・底に穴がない場合

底に穴がない場合、鉢底から水が出てきません。水を入れすぎると根腐れがしやすくなるので水やりは慎重に行いましょう。土全体に水が行き渡るように、少しずつ水を与えましょう。4号(直径12cm、高さは115cm程度)の鉢のサイズで100mlを目安に水やりをおこなってみてください。

季節に合わせて水を与える頻度と時間を変える

季節が変わっても水を与える量は同量です。ただし水を与える頻度や時間を変えましょう。 春・秋は午前中に、夏は朝や夕方の涼しい時間に、冬場は午前中の温かいタイミングを見計らって水やりをします。夏と冬は高温と低温によってトラブルが置きやすいため以下のポイントに注意しましょう。

・夏

温度が高く乾燥しやすいため、小まめに乾燥具合を確認しましょう。植物の成長期でもあり、水やりをするとぐんぐんと水を吸収します。そのため、その他の季節よりも少し水やりの頻度を増やしてもよいでしょう。

・冬

観葉植物の寒さに弱い品種が多く、冬場の管理が特に重要です。冬場は休眠期ともいわれており、成長も鈍化するため水やりの頻度を抑えましょう。土が完全に乾燥してから2日後程度を目安に水やりをしてみてください。

観葉植物に水やりをする際の注意点!

最後に、観葉植物に水やりをする際の注意点について解説します。

植物の種類によって適切な水やりの方法は異なる

観葉植物には数え切れないほどの種類があり、その生息域もさまざまです。乾燥地帯・湿地帯・日陰・日向・高温・低温など環境もさまざまで、植物によって適切な育て方・水やりの方法は異なります。今回ご紹介したのは、多くの植物に対応する汎用性の高い方法ですが、この方法が該当しない植物もあることを覚えておきましょう。

環境や季節によって適切な水やりの方法は異なる

植物を飾る環境によっても、乾燥のしやすさは異なります。また、夏場は多め冬場は少なめなど、季節によっても適切な水やりの量は異なるため、環境・季節に合わせて水やりの方法は微調整する必要があります。できるだけ植物の状態を細かく確認し、「葉・茎・土」の変化や水分計などから水やりの頻度・タイミングを把握していきましょう。

鉢カバーや受け皿に水をためない

水やりのあと、鉢カバーや受け皿に水をためないようにしましょう。鉢カバーや受け皿にたまった水を放置すると空気の循環が悪くなり根腐れの原因になります。また雑菌や虫が繁殖する原因になることもあります。

葉水をあげる役割と頻度

水やりとは別に霧吹きで葉水を与えましょう。

・葉水の効果と役割

葉や茎の乾燥を防ぐ効果、免疫力を高め病気を防ぐ効果、ほこりを取り除く効果、害虫の繁殖を防ぐ効果があります。

・葉水をする頻度

基本的に毎日行います。乾燥がしやすい場合は1日に複数回行っても問題ありません。

・葉水をする際の注意点

できるだけ細かい霧が出るタイプがおすすめです。大量に与える必要はなく、植物や周辺の空気にうるおいを与える程度に軽くおこないましょう。また、葉の表面だけでなく裏側にも霧吹きをしましょう。

まとめ

初心者の方は、今回ご紹介した内容を参考に水やりや霧吹きをおこなってみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えれば、後は簡単。観葉植物を枯らすことなく、植物の成長を楽しめるようになるはずです。

ただし、適切な水やりの方法は植物の種類・育てる環境・季節によって異なります。購入した店舗やネットなどでその植物に適した水やりの方法を確認するようにしましょう。

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