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アジアンタムが枯れる原因は?アジアンタムの正しい育て方を解説!

アジアンタムが枯れる原因は?アジアンタムの正しい育て方を解説!

アジアンタムは、小さく可愛らしい葉が魅力的な観葉植物です。室内管理もしやすく、育てやすいのも特徴。その愛らしい姿や育てやすさに惹かれ、部屋に飾りたいと選んだことがある方も多いかもしれませんね。

お気に入りのアジアンタムを長く元気に育てるためには、枯れてしまう原因を知り、正しい育て方を覚えることが大切です。アジアンタムを育てている、またはこれから育てたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。なお、多少育て方を間違えたり水やりをし忘れたりしてもすぐに枯れることはありませんので、自分のペースで覚えていけば大丈夫です。

INDEX

アジアンタムってどんな観葉植物?

アジアンタムがどのような植物なのかについて解説します。

アジアンタムの基本情報

アジアンタムはイノモトソウ科ホウライシダ属の植物の総称です。アジアンタムの葉っぱは水をはじく性質を持っており、ギリシア語の合成語で「濡れない」を意味する「アジアンタム」という名前が付けられました。日本における花言葉は「繊細」「天真爛漫」「無垢」「上機嫌」「無邪気」で、どこか可憐で明るい少女を連想させるようなイメージがありますね。

世界中の温帯・熱帯地域に生息しており、約200種の種類があるとされています。観葉植物として国内で流通しているのは「コバホウライシダ」という品種です。寒さと乾燥に弱いので、屋外より屋内で育てるのに向いています。

アジアンタムの特徴!どんな人におすすめ?

アジアンタムは、小さい葉っぱがたくさん生い茂った植物です。葉のひとつひとつが薄く、儚く可愛らしい雰囲気が魅力的。湿度の高い環境を好み、明るい日陰でも育つため、室内で観葉植物を育てたいと考えている方にぴったりです。

アジアンタムが枯れる5つの原因

アジアンタムが枯れる5つの原因について解説します。

原因1:直射日光

アジアンタムは直射日光が苦手な植物です。長時間直射日光を浴びると、葉が枯れてしまうことがあります。

・対処方法
アジアンタムを置く場所を変更しましょう。明るい日陰やレースのカーテン越しに日光が射す場所を選び、葉に直射日光が当たらないようにしましょう。適した場所にない場合は、遮光ネットを利用してもよいでしょう。

原因2:エアコンの風

アジアンタムは乾燥に弱い植物です。葉が乾燥する原因としてもっとも多いのがエアコンの風です。エアコンの風が長時間あたると、アジアンタムの葉っぱが枯れてしまいます。

・対処方法
エアコンの風が直接当たらない場所に移動させましょう。どうしても当たってしまう場合は、サーキュレーターなどを使って風の向きを変えて葉に風が当たらないようにしましょう。

原因3:水やりの失敗

水やりの失敗もアジアンタムが枯れる原因になります。水やりが少ないことで枯れることもあれば、水のやりすぎによって根腐れが起きて枯れることもあります。

・対処方法
水やりのタイミングは、土の表面が乾いてからたっぷりです。水の量は鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。鉢底にたまった水は根腐れの原因になるため、たまったら必ずキレイにしましょう。

水やりのタイミングを上手く掴めるか不安という方は、水だけで育つアジアンタムを選ぶのも良いでしょう。水やりの失敗がないため育てやすく、初心者にもおすすめです。

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原因4:温度

アジアンタムは寒さに弱い植物です。そのため、冬場に霜が降りるような環境で育てると枯れてしまいます。

・対処方法
屋外で育てるのは避けて、屋内のなるべく暖かい場所に移動させましょう。冬場は特に枯れやすくなるため、室内でも特に暖かい場所を選んでください。

原因5:害虫

ハダニなどの害虫が繁殖すると、葉っぱに大きな負担がかかる他、傷などの原因になることがあります。繁殖が続くと葉っぱの色が薄くなり、最終的には枯れてしまいます。

・対処方法
害虫は水に弱いため、定期的に霧吹きをすることで繁殖を予防できます。霧吹きでも害虫が減らない場合は、観葉植物に利用できる殺虫剤を噴射する、シャワーなどで葉・茎・幹全体を洗い流すなどの方法を試しましょう。

根本の切り戻しを試そう!枯れかけたアジアンタムを復活させる方法

アジアンタムが枯れかけの状態であれば以下の方法で復活する可能性があります。

根本の切り戻しの手順

以下の手順でアジアンタムの根本の切り戻しをおこないましょう。

・鉢からアジアンタムを抜き、根についた土を落とす

・土を水はけのよい新しいものに交換する

・アジアンタムの根元から2cmほどの高さを計り、2cmより上の部分をすべて切る

・根を鉢に戻し、水を毎日与える

・鉢ごと袋に入れて湿度の高い環境にする

・置く場所は風通しが良い明るい日陰を選ぶ

・2~4週間ほどそのまま水をやって育てる

・新芽が出てきたら完了

根本の切り戻しをするのに最適なタイミング

切り戻しをおこなうタイミングはアジアンタムの生育が活発な5〜6月におこなうのがおすすめです。冬に近づけば近づくほど生育が鈍化するため復活の可能性が低くなります。

アジアンタムの正しい育て方

アジアンタムを枯らさないためにも、正しい育て方を覚えましょう。

置き場所・日当たり

アジアンタムは直射日光に弱く、耐陰性に優れた植物です。明るい日陰やカーテン越しに日光が差し込む環境で育てましょう。また、乾燥にも弱いためエアコンの風があたる場所も避けた方がよいでしょう。

温度

アジアンタムは高温に強く、低温に弱い植物です。温度が10℃以下になると弱ってしまうため、冬場は窓際から離して、10℃以上の暖房の効いた暖かい部屋で育てましょう。

水やり

春夏は土の表面が乾いてから、秋冬は土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをします。水は鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと与えましょう。

剪定方法

色が悪い・枯れている・黒い斑点がある・葉が多すぎるなどの場合は、剪定をして健康な葉だけを残しましょう。葉っぱへの風通しが良くなる程度まで剪定すると、土や葉っぱにしっかり酸素が行き届く他、まんべんなく日光をあてることができます。

まとめ

アジアンタムは観葉植物としてポピュラーな品種で、儚く可愛らしい姿が人気の植物です。日陰を好む・高温に強い・湿度に強いなどの特徴から室内でも育てやすく、インテリアに彩りを与えてくれます。可愛らしい姿を少しでも長く楽しめるように、今回ご紹介した内容を参考に、アジアンタムにチャレンジしてみてください。

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