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アスプレニウムはどんな植物?風水・花言葉と押さえておきたい育て方

アスプレニウムはどんな植物?風水・花言葉と押さえておきたい育て方

 

アスプレニウムは、美しい線形の葉が特徴的な観葉植物です。波状に育つ葉形が個性的で、場の雰囲気をオシャレに彩ってくれます。花言葉や風水も縁起が良く、家に飾りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?今回は「見た目は魅力的だけど、育てるのが難しいかも......」という方に向けて、アスプレニウムの特徴や育て方をご紹介します。

INDEX

アスプレニウムとは?特徴と花言葉・風水

「見た目はかわいいけど、どんな特徴がある植物?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。アスプレニウムの特徴や花言葉・風水についてご紹介します。

アスプレニウムの特徴

アスプレニウム (Asplenium) は、シダ植物の一属で、世界中に約700種類が知られています。主に熱帯・亜熱帯地域に自生しており、森林の下層に生えることが多いです。葉が美しく、鮮やかな緑色が特徴です。アスプレニウムの葉は、一般的に線形または羽状複葉で、多くの場合、葉脈がはっきりと現れています。葉の質感は比較的柔らかく、手触りも良いため、観賞用として人気があります。

アスプレニウムの花言葉・風水

アスプレニウムの花言葉は「雄々しい」「あなたは私の喜び」「 真実の慰み」です。また、緑の葉や葉の形が美しいため、調和や安らぎ、自然の美しさなどを表す花言葉が当てはまる場合もあります。また、風水においては緑色が健康や成長を表し、植物の形が良い気を表すとされるため、健康や成長、幸運をもたらすとされています。特に、南東や東側の部屋に置くと良いとされています。

アスプレニウムの種類

上述したようにアスプレニウムには700もの種類があります。中でも代表的な種類についてご紹介します。

・アスプレニウム・ニダス

別名「鳥の巣シダ」と呼ばれ、中央に蔓状の茎を持ち、そこから放射状に羽状複葉を伸ばす。丈夫で育てやすいことから、観葉植物として人気があります。

・アスプレニウム・レズリー

アスプレニウム・レズリーは、明るい緑色で葉の先端が分岐して縮れたような形になり野菜のような見た目になる品種です。また、比較的丈夫で育てやすいことも人気の理由です。

アスプレニウムをオシャレに飾るポイント

アスプレニウムの魅力を引き出すには飾り方に少し工夫するのがおすすめです。以下のような方法を試して、オシャレにアスプレニウムを飾ってみてください。

・ポットに植えて飾る

アスプレニウムは観葉植物として、ポットに植えて飾ることが一般的です。葉が繊細で美しいため、ポット自体も装飾性の高いものを選ぶと、より魅力的に見えます。

・壁に掛ける

アスプレニウムは壁に掛けることもできます。軽いポットや水栽培に適したアスプレニウムなら、壁面緑化として利用することができます。また、リビングや寝室などの空間に取り入れると、自然な雰囲気を醸し出してくれます。

・水栽培にして飾る

アスプレニウムは水を好むため、水栽培にすることもできます。透明なガラス容器に水を入れ、その中にアスプレニウムを浮かべると、スタイリッシュな雰囲気になります。

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アスプレニウム基本的な育て方と注意点

アスプレニウムは、初心者でも比較的簡単に育てられます。基本の育て方と注意点だけ覚えておきましょう。

基本的な育て方

・置き場所

アスプレニウムは日陰を好むので、明るい室内でも直射日光が当たらない場所を選びます。特に夏場は葉がやけるため、日陰で管理しましょう。また、アスプレニウムは15℃程度の温度を好みます。温度が下がりすぎると弱ってしまうため、できるだけ温かい環境で育てることが大切です。

・適した土

土は、腐葉土や赤玉土を基調にしたものが適しています。また、鉢の底には排水穴をあけ、水はけを良くするようにしましょう。

・水やり
アスプレニウムは乾燥している環境よりも一定の湿度がある環境ですくすくと育ちます。湿度を保つために、日に複数回霧吹きで葉水を与えるのがおすすめです。

アスプレニウムを育てる際の注意点

・アスプレニウムの害虫・病気

アスプレニウムは、比較的病気や害虫に強い植物です。しかし、長く育てていると以下のような問題が発生することも。原因と対処方法をご紹介します。

【病気】

1.根腐れ:過剰な水やりや排水不良が原因で、根部が腐ってしまう病気です。予防策としては、適度な水やりと良好な排水を確保することが重要です。

2.葉枯れ病:葉が黒ずんで枯れてしまう病気です。原因としては、空気の乾燥や風通しが悪い環境下での栽培が挙げられます。予防策としては、十分な湿度を維持し、風通しの良い場所に置くことが大切です。

【害虫】

1.ハダニ:葉の裏面に付着して、吸汁してしまう小さな虫です。葉がシワシワになったり、黄色くなったりします。予防策としては、定期的な葉拭きや、害虫駆除剤の使用が有効です。

2.アブラムシ:葉の表面や芽先に付着して、吸汁してしまう小さな虫です。予防策としては、定期的な葉拭きや、害虫駆除剤の使用が有効です。

どれだけ注意して育てていても、時には病気や害虫などのトラブルが発生するものです。このようなトラブルがあってもすぐに枯れることはないので、焦らず落ち着いて対処しましょう。

・肥料をあげる時期と頻度

成長期(5〜9月)に、2週間ごとに液体肥料を与えると良いでしょう。ただし、肥料を与えすぎると、葉が黄色くなることがあるため、与えすぎには注意が必要です。

アスプレニウム植え替えのポイントとふやし方

「植物が大きく育ってきてたらどうすればいい?」と疑問を感じた方もいるかもしれません。そんなときは、アスプレニウムの植え替えを検討しましょう。植え替えのポイントの他、ふやし方についてもご紹介しますね。

アスプレニウム植え替えのポイント

・植え替えの判断基準

「根が容器からはみ出している」「購入から2年以上が経過している」「鉢の大きさに対して成長しすぎている」などが植え替えを検討すべきタイミングです。アスプレニウムの状態を確認してみてください。

・植え替えの時期

アスプレニウムの成長期は気候が暖かくなる5〜9月。植え替えを行うなら、成長期がはじまる直前の4月、または成長期のはじまりにあたる5月がおすすめです。

・植え替えの方法

「植え替えってむずかしいのでは?」と感じる方もいるかと思いますが、手順は意外とシンプルで、落ち着いて行えば初心者でも問題ありません。はじめての方は焦らずゆっくりおこなってみてください。

【適切な鉢と土】

アスプレニウムは湿度の高い環境を好むため、乾燥を防ぐためにもサイズに対してやや小さめの鉢を選びましょう。また、水はけの良い鉢底穴がある鉢を使用してください。土は、腐葉土や赤玉土を基調にしたものが適しています。

【植え替えの手順】

1.古い鉢からアスプレニウムを取り出し、古い土を取り除きます。

2.根が絡まっている場合は、優しくほぐしましょう。

3.新しい鉢に適量の土を入れ、アスプレニウムを置き、土を追加していきます。

4.最後に、水を与え、植え替えが完了です。

【植え替え後の手入れ】
植え替え後は植物がまだ新しい環境に慣れておらず、少し弱りやすい状態です。上述したアスプレニウムに適した環境に置き、葉や茎の状態を確認しながら育てましょう。心配だからと水やりの頻度を増やしたりすると根腐れなどの原因になります。これまでの頻度を守って、過剰に世話をしないようにしましょう。

株分けでアスプレニウムをふやす

株分けとは、植物を根や茎などの部位で分割し、それぞれを別々の鉢や場所に植え付けることで、同じ種類の植物を増やす方法です。アスプレニウムをふやしたい場合は、この株分けを試してみましょう。なお、株分けをするタイミングは植え替えと同じ、4月や5月がおすすめです。また、品種によっては株分けできない場合があるので、事前に確認しておきましょう。

【株分けの手順】

1.アスプレニウムを鉢から取り出し、土や根を優しく払い落とします。

2.根が絡まっている場合は、根を傷つけないように根を優しくほぐしていきます。

3.その後、根がしっかりと付いた株を適当な大きさに分けて、新しい鉢に植え付けます。水はけの良い鉢底穴がある鉢を使用し、土は腐葉土や赤玉土を基調にしたものを準備しましょう。

4.植え付け後、軽く水やりをします。

株分け後は適切な湿度と明るさを確保し、しっかりと根付くまで注意して水やりをしましょう。湿度を確保するために、鉢はビニール袋で覆う方法もあります。

まとめ

アスプレニウムは、湿度や温度などに注意して適切な環境で育てれば長く楽しむことができる観葉植物です。今回ご紹介した育て方や注意点を覚えれば初心者でも安心して育てることができるので、ぜひ試してみてください。また、アスプレニウムが成長したら、株分けで数をふやすのもおすすめ。新しく購入するよりも愛着が強くなり、日々の暮らしをより豊かにしてくれるはずです。

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