シェフレラは美しく光沢のある葉が魅力的な観葉植物です。丈夫で室内でも十分に育つことから、これから観葉植物をはじめたいと考えている方にぴったりです。はじめての観葉植物としてシェフレラを検討している方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、シェフレラの特徴は花言葉・風水、基本の育て方についてご紹介します。
シェフレラとは?特徴と花言葉・風水
まずはシェフレラの特徴やどんな花言葉・風水があるのかを押さえておきましょう。
シェフレラの特徴
シェフレラは、ウコギ科の常緑高木や低木を中心とする属名で、台湾・中国南部などの南アジアからオセアニア地域原産の観葉植物です。代表的な観葉植物のひとつであり、国内外で広く親しまれています。シェフレラは、光沢のある美しい緑の葉と丈夫でしっかりとした茎を持っていることが特徴です。また、耐陰性や乾燥に強いことから、室内でも十分に育てることができます。
シェフレラの花言葉・風水
シェフレラの花言葉は、「誠実」「正直」「実直」です。どんな環境や置き場所でも緑を絶やさず安定して育つことから、このような花言葉が付いたとされています。風水としてはリラックス効果の他「出会い運」「家庭運」を引き寄せるとされ、家に飾ることで良い運気をもたらしてくれます。
シェフレラをオシャレに飾るポイント
シェフレラの魅力を引き出すには、飾り方に少し工夫をするのがおすすめです。以下のような方法を試してみてください。
・鉢やポットに植えたまま飾る
部屋やインテリアの雰囲気に合わせて、鉢やポットのデザインを選んでシェフレラを飾ります。大きな鉢で存在感を出したり、小さな鉢やポットでかわいらしさを演出したり、好みに合わせてコーディネートしましょう。
・ハンギング
小ぶりなサイズであれば、ハンギングで空中に吊るすのもおすすめです。空間を有効活用でき、おしゃれな印象を与えます。窓際などの光が差し込む場所に吊るすと、シェフレラの美しい葉が光り輝き、シェフレラの魅力をより引き出すことができます。
・部屋の隅や空いたスペースに飾る
大きな鉢であれば、部屋の隅や空いたスペースに飾るのもおすすめです。部屋全体に豊かな緑が広がり、室内の雰囲気をナチュラルにしてくれます。また、床置きの大きなシェフレラをコーナーに置くと、部屋に奥行きが生まれ、広々とした空間を演出できます。部屋に圧迫感がある、狭く感じるという方はぜひ試してみてください。
シェフレラの基本的な育て方と注意点
シェフレラは初心者でも比較的簡単に育てられる植物ですが、元気な姿を長く楽しむためにも、育て方の基本と注意点を押さえておきましょう。
基本的な育て方
・置き場所
シェフレラは、耐陰性が強い植物で、日光が直接当たらない半日陰の環境を好みます。窓辺がおすすめですが、強い日光が当たる場合は、カーテンなどで日光の量を調整しましょう。
・適した土
根腐れを防ぐためにも、水はけの良い土を利用しましょう。観葉植物用の培養土をそのまま使うのも良いですが、自分でブレンドするのもおすすめです。「観葉植物用の土2・赤玉土1・鹿沼土1」の割合でブレンドしてみてください。
・水やりと肥料
シェフレラは、乾燥気味の土壌を好む植物です。水やりのしすぎは植物が弱ったり、根腐れの原因になるため注意しましょう。土の表面が完全に乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。肥料は、成長期の5〜9月に2週間に1度程度与えるとよいでしょう。
・害虫・病気の対策
シェフレラは丈夫で害虫にも強い植物ですが、放置すると株が弱ったり病気になったりすることも。「家に入れる前に鉢や葉をきれいに掃除する」「虫が発生したら鉢ごと水に入れて土の中の幼虫や卵を除去する」「日に複数回葉水を与えて害虫を防ぐ」などの対策をおこない、害虫や病気を防ぎましょう。
シェフレラを育てる際の注意点
・冬越しのポイント
シェフレラは耐寒性のある植物ですが、5℃以下の環境では株が弱ってしまいます。できれば10℃以上になるように温度管理をしましょう。夜間は、窓際などの温度が下がりやすい場所を避けて飾るようにしてください。また、水やりの頻度にも注意しましょう。温度が低いと成長スピードが遅くなり、水を吸う力も弱くなります。土が乾いてさらに3〜4日後を目安に、成長期よりも水やりの頻度を落としましょう。
・剪定のコツとタイミング
葉が増えすぎた場合は剪定をしましょう。そのまま放置すると風通しが悪くなり虫が発生しやすくなる他、日光が十分に届かず枯れる葉が増えてしまいます。切れ味のいいハサミやナイフを用意して、古い葉を剪定しましょう。剪定のタイミングは成長期の5〜9月がおすすめ。この時期であれば、剪定後もすぐに新しい芽が生えてきます。
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シェフレラの植え替えのポイントと増やし方
シェフレラは成長スピードが速い植物です。そのため、できれば株のサイズに合わせた鉢に植え替えをしていくのがおすすめです。植え替えは複雑な作業ではないため、初心者の方でもポイントを掴めば案外簡単。ぜひ試してみてください。
シェフレラの植え方のポイント
・植え替えの判断基準
シェフレラは成長スピードが速いため、基本的に毎年植え替えが必要です。植え替えを怠ると、根詰まりを起こし株が枯れる原因になるため、がんばってチャレンジしましょう。
・植え替えの時期
シェフレラは気候が暖かくなる5〜9月の期間に成長します。より快適に成長させるためにも、成長期がはじまる直前の4月、または成長期のはじまりにあたる5月に植え替えをおこなうのがおすすめです。なお、6月7月になってしまっても問題ありません。
・植え替えの方法
植え替えの手順は以下を参考にしてみてください。
【鉢と土の準備】
新しい鉢は、根がゆったりと入るくらいの大きさで、排水孔があるタイプを選びましょう。土は水はけの良い土壌が適しています。上述した培養土やブレンド土を利用しましょう。
【植え替えの手順】
1. 鉢の側面を押さえながら、植物をゆっくりと持ち上げます。土を落とし、根がからまっている場合は、少しずつ丁寧にほぐします。
2.新しい鉢に排水材を敷き、土を入れます。植物を中央に置いて、周りに土を入れ、軽く押さえながら根を覆います。土は鉢のふちから2〜3cm下を目安に足していきましょう。
3.植え替えが完了したら、水を鉢底から流れ出るまで与えます。
【植え替え後の手入れ】
植え替え後は、植物がまだ新しい環境に慣れていない状態です。上述したシェフレラに適した環境に置き、葉や茎の状態を確認しながら育てましょう。心配になって水やりの頻度を増やしたりすると、株が弱ったり根腐れしたりする原因になります。過剰に世話をしないように見守りましょう。
シェフレラの増やし方
シェフレラを増やしたい場合は以下の方法を試してみてください。
・挿し木
シェフレラは挿し木で増やすことができます。親株から健康な茎を剪定し、株の葉っぱを落とします。茎の切り口に成長促進剤を塗り、土を入れた挿し木用の鉢に茎を差し込み、倒れないように少し固定すれば完了です。シェフレラの基本的な育て方と同じ要領で手入れをして、約1か月ほど経てば茎から新しい葉が生えてきます。
・水挿し
シェフレラは水挿しで増やすことができます。剪定した茎に成長促進剤を塗り、水を入れた容器に挿すだけの簡単な方法です。茎に葉がたくさんある場合は、葉から水分が蒸発してしまうため、下からむしってだいたい3枚くらいにしましょう。切り口が新しい根が生えてきて5cm程度まで成長したら土に植え替えしましょう。
まとめ
丈夫で室内でも育てやすく、見栄えも美しいシェフレラは観葉植物の入門にぴったりです。花言葉や風水の縁起も良いため、興味がある方はぜひシェフレラを選んでみてください。ご紹介した育て方や注意点を参考に、シェフレラの成長を楽しみましょう。