シンゴ二ウムは矢じり型の葉が印象的な植物です。緑に白が混じった葉色も可愛らしく、観葉植物としても人気があります。「カワイイ観葉植物を飾りたい」と感じている方にぴったり。ただ、育て方がわからないという方もいるかもしれません。今回は、シンゴニウムの育て方と花言葉や風水についてもご紹介します。
シンゴニウムとは?特徴と花言葉・風水
「シンゴニウムってどんな植物なの?」と感じている方に向けて、特徴と花言葉・風水を解説します。
シンゴニウムの特徴
シンゴニウムは、サトイモ科シンゴニウム属の植物です。熱帯アメリカを原産としており、耐暑性・耐陰性に優れているのがポイント。室内でも育てやすい植物といえます。また、つるを伸ばすように成長するため、つるの仕立て方次第で好みの形状に育てることができます。
シンゴニウムの花言葉・風水
シンゴニウムの花言葉は「平和の祈り」「心変わり」「喜び」などです。ジャングルの中でつるを伸ばしながら形を変えて、大きく成長する姿からこのような花言葉が付けられました。風水としては「金運」を上げる効果がある他、葉の丸い形状が「気を調和」するとされており、リラックス効果も期待できます。
シンゴニウムの種類
シンゴニウムにはさまざまな種類があります。代表的な品種としては以下があります。
シンゴニウム・ホワイトバタフライ
葉が白と緑の斑入りで、バタフライ(蝶)のような美しさからこの名前がつきました。ハート形の葉が可憐で魅力があり、観葉植物として非常に人気があります。
シンゴニウム・ピクシー
葉に白と緑の斑が入っている点は、ホワイトバタフライと同じですが、葉自体が小ぶりでより可愛らしい雰囲気のある植物です。
シンゴニウム・ネオン
シンゴニウム・ネオンは、表は淡いピンク、裏側は鮮やかなグリーンの葉が魅力的な植物です。どこか儚い雰囲気があるのも特徴的です。
シンゴニウムの飾り方のポイント
シンゴニウムを飾る際には、その美しい葉とつる性の成長パターンを活かすのがおすすめです。以下のような方法を試してみてください。
1.鉢で楽しむ
シンゴニウムの葉の色や形は非常に特徴的で、鉢がシンプルでも十分にインテリアのアクセントとなります。斑入りの種類やピンク色の葉を持つ種類を選べば、空間を色彩豊かにしてくれるでしょう。
2.ハンギングバスケットで吊るして楽しむ
シンゴニウムはつる性があり、伸びると下に向かって成長します。ハンギングバスケットに植えて、天井から吊るすことで、空間を上手に利用しながらシンゴニウムの美しさを引き立てることができます。
3.棚や本棚など高い場所に置いて楽しむ
高い位置に置くことで、シンゴニウムのつるが自然に垂れ下がり、美しい緑のカーテンのような効果を作り出します。また、他の観葉植物と組み合わせて棚全体を緑豊かな空間にすることも可能です。
4.テラリウムで楽しむ
ガラス瓶やアクアリウム等のテラリウムに植えるとミニチュアのジャングルのような雰囲気を醸し出せます。
シンゴニウムは、見た目の美しさとつるのように成長することから、飾り方にさまざまなバリエーションがあります。シンゴニウムの種類や成長に合わせて、好みの飾り方を試してみてください。
シンゴニウムの基本的な育て方と注意点
シンゴニウムは初心者でも育てやすい植物ですが、「どうやって育てればいいの?」と不安を感じている方もいるでしょう。シンゴニウムの基本的な育て方と注意点について解説します。
シンゴニウムの基本的な育て方
・日当たり
シンゴニウムは、直射日光を避けた明るい場所で育てることが理想的です。窓際の直射日光は葉焼けの原因になるため、レースのカーテンなどで光を遮ると良いでしょう。
・置き場所
シンゴニウムは熱帯を原産とする植物のため、高温を好みます。気温が15℃以上の環境に置けば、元気に育つでしょう。また、ジャングルの植物のため乾燥にはやや弱い傾向があります。エアコンの風が直接当たる場所など、乾燥しやすい場所は避けて育てましょう。
・水やり
土の表面が完全に乾いた状態になったら水やりをしましょう。水は、鉢の底から流れるくらいたっぷりと与えてください。鉢受けに水が貯まると害虫や根腐れの原因になるため、必ず丁寧に掃除しましょう。
・肥料
シンゴニウムは春から秋にかけて成長する植物です。成長をより早くしたい場合は、肥料を与えるのがおすすめです。4~9月の期間を目安に月に1〜2回、液体タイプの観葉植物用肥料を与えてみてください。しかし、冬季は成長が遅くなるため、肥料は控えめにしましょう。
・土
水はけの良い培養土が適しています。市販の観葉植物用の土や、パーライトやバーミキュライトを混ぜたものが良いでしょう。
シンゴニウムを育てる際の注意点
シンゴニウムは、直射日光・15度以下の環境・乾燥した環境が苦手な植物です。このような環境を避けて育てるようにしてください。秋から春までの寒い時期は成長が鈍るため、水やりや肥料を与える頻度を抑えることも大切です。また、シンゴニウムの葉には毒性があるため、ペットや子どもが口に入れない環境に飾りましょう。
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シンゴニウムの植え替えのポイントと増やし方
「シンゴニウムは成長しても、そのままの鉢で育てていいの?」と感じている方もいるかもしれません。ここでは、シンゴニウムの植え替えのポイントと増やし方もご紹介します。
シンゴニウムの植え替えの判断基準
根が鉢からはみ出してきたり、鉢に対して植物が大きくなりすぎたりしている場合は植え替えを検討しましょう。植え替えをすることで、より健康にシンゴニウムを育てることができます。
シンゴニウムの植え替え時期
植え替え時期は、シンゴニウムの成長期に合わせるのが最適です。植え替え後にしっかり成長させるためにも、4〜7月頃を目途に植え替えを完了させるのがおすすめです。
シンゴニウムの植え替え方法
「植え替えって難しいのでは?」と感じている方もいるかもしれませんが、手順は意外とシンプルです。以下の手順を参考に実践してみてください。
1.前日の水やり
植え替えの前日にはたっぷりと水をあげ、土を柔らかくしておきます。これにより、植物を鉢から取り出す際に根が傷つきにくくなります。
2.新しい鉢の準備
新しい鉢には底に排水用の穴が必要です。鉢の底には軽石や粗い砂を敷いて排水性を良くします。その上に新しい培養土を少しだけ入れておきます。
3.植物の取り出し
植物を今の鉢から取り出します。これを行う際、手で鉢を叩いて植物を押し出すようにします。根が張り付いて取り出しにくい場合は、鉢を切ってみてください。
4.新しい鉢への植え付け
取り出した植物を新しい鉢に置き、周囲に新しい土を入れていきます。しかし、土を固く詰めすぎないように注意しましょう。根に空気を通すためにやや緩くするのがポイントです。
5.水やり
植え替えた後は、再度たっぷりと水をあげ、新しい土を落ち着かせます。
【植え替え後のお手入れ】
植え替え後、植物が新しい環境に慣れるまでには少し時間がかかります。温度変化が激しい窓際、直射日光が当たる場所は避けて、1週間程度は小まめに様子を確認しましょう。また、植え替え直後は成長が鈍化する場合がありますので、水やりなどをしすぎると根腐れを招いてしまうので注意しましょう。
シンゴニウムの増やし方
シンゴニウムは挿し木と呼ばれる方法で増やすのが代表的なので、興味がある方はぜひ試してみてください。
1.枝の剪定
成長点(葉が出てくる部分)を含む茎の部分を切り取ります。このとき、切り取る部分は清潔なはさみやカッターを使用し、切り口がきれいになるようにしましょう。
2.水挿し
切り取った茎を水に浸け、根が出るのを待ちます。水は週に1回程度新しいものに取り替え、常に清潔な状態を保つようにします。
3.鉢への植え付け
水挿しで根が2〜3cm程度出てきたら、そのまま鉢に植え付けます。新しい鉢には、水はけのよい培養土を選びましょう。
4.水やり
植え付けた後は、水やりをおこない土が乾くのを防ぐために定期的に水やりを行います。
5.植え付け後の管理
植え替え後と同じように、植え付け直後の株は繊細な状態です。シンゴニウムに適した環境に置き、こまめに様子を確認しながら成長を見守りましょう。また、水やりのしすぎには注意しましょう。
この手順で挿し木をすることで、シンゴニウムを増やすことができます。剪定から挿し木で増やすと、植物への愛着もより増すものです。より観葉植物が楽しくなるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
まとめ
シンゴニウムはさまざまな種類があり、どのタイプも個性的でオシャレな雰囲気を演出してくれます。かわいい観葉植物を飾りたいという方は、ぜひシンゴニウムを選んでみてください。育て方や植え替えなど、気になることがある場合はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。