ネオレゲリアは、常夏の雰囲気が魅力的な植物です。見た目がかわいいし、家に飾りたいと考えている方もいるのではないでしょうか?ただ、「どうやって育てたらいいのだろう」と不安を感じている方も多いはず。今回はネオレゲリアの特徴や育て方について解説します。
ネオレゲリアとは?特徴と花言葉や飾り方を解説
花言葉や風水の効果なども気になっている方もいるのではないでしょうか?まずは、ネオレゲリアの特長や花言葉・風水についてご紹介します。
ネオレゲリアの特徴
ネオレゲリアは、ブロメリア科に属するネオレゲリア属の植物で、パイナップルの仲間になります。ブロメリア科の植物の中でも多くの交配種が作られており、さまざまな色や模様の種類があります。ランナーと呼ばれる枝を伸ばし、枝の先端部に子株が付くという増え方も特徴的。耐暑性に優れており、屋内でも育てやすい植物です。
ネオレゲリアの花言葉・風水
ネオレゲリアの花言葉は、「博愛」です。風水としては、ネオレゲリアのように上方向に葉が生える植物は、運気を向上させる効果があるとされています。
ネオレゲリアの種類
ネオレゲリアの種類には以下のような種類があります。
ネオレゲリア・カロリナエ
ネオレゲリア・カロリナエは、ネオレゲリアの中でも代表的な品種です。葉の中心部に白黄色の縞模様が入り、中心部は赤く染まるのが特徴。華やかで優雅な印象があり、観葉植物としても人気があります。
ネオレゲリア・ファイヤーボール
ネオレゲリア・ファイヤーボールは、ネオレゲリアの代表的な品種のひとつです。複数の力強い葉が上方向に伸びるのが特徴的な植物で、ひとつ飾ることでその場所を明るい雰囲気にしてくれます。日当たりの良い環境で育てると、名前の通り燃えるような赤い色に変色していきます。
ネオレゲリアの飾り方は?
ネオレゲリアは、美しい葉と花を持ち、室内での装飾に適しています。以下に、ネオレゲリアの飾り方をいくつか紹介します。
1.壁掛けで飾る
ネオレゲリアは、着生植物であるため、流木などの木に着生させて飾ることもできます。木に着生させると、鉢のように平面に置いて安定させることが難しいので、壁掛けで飾るのがおすすめ。植物用のスタンドや、フックを使えば、壁面をオシャレに装飾できます。
2.天井から吊るして飾る
ネオレゲリアは、天井から吊るして飾るのもおすすめです。部屋の上部の余った空間を有効に活用でき、見た目もナチュラルでオシャレ。また、吊るして飾ることで風通しがよくなるため、植物の健康にも良い影響を与えるでしょう。
3.棚やテーブルなどに置いて飾る
小さな鉢に植え付けて、棚やテーブル用の彩りとして飾るのも良いでしょう。部屋の雰囲気をナチュラルに彩り、オシャレな雰囲気を演出できます。また、花瓶に挿して飾ると、可憐で可愛らしい雰囲気を演出できるのでおすすめです。
ネオレゲリアはさまざまな飾り方が楽しめる植物です。これ以外にも、ご自身で飾り方に工夫を凝らしても楽しいかもしれませんね。
ネオレゲリアの基本的な育て方と注意点
ネオレゲリアは、コツさえ掴めば初心者でも上手に育てることができます。基本的な育て方と注意点について解説します。
日当たり
ネオレゲリアは、赤道に近い熱帯地域の植物です。そのため、日当たりの良い場所が好ましいですが、真夏の直射日光が長時間当たり続けるような場所では、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。カーテンのレース越しに日光が届くような場所が適しています。
置き場所
ネオレゲリアは、着生植物であるため、木の枝や岩などに固定して育てるのが理想的です。鉢植えの場合は、着生用の土やココナッツファイバーなどを使用し、通気性の良い場所に置くとよいでしょう。
水やり
ネオレゲリアの根は、木や土にへばりつくように進化しています。根は水を吸う能力はあまり強くないため、葉の生え際にあるタンクと呼ばれる場所に水を貯めるように水やりをしましょう。
肥料
ネオレゲリアは、春から秋にかけて、月に1回程度、液体肥料を薄めたものを与えます。冬場は、肥料を与えない方がよいでしょう。
土
ネオレゲリアは、通気性のよい軽い土を好みます。ミズゴケやバークチップの他、軽石などを使って素焼き鉢に植えこむと良いでしょう。水はけが良いほど、締まった株に育ちやすくなります。
ネオレゲリアは冬場の管理に注意
ネオレゲリアは気温が10℃以下になると弱りやすくなります。また気温が低くなると、成長が鈍るため、水やりの頻度を週に一度程度に抑え、タンクの部分に水を溜めない程度で軽めに水やりをしましょう。
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ネオレゲリアの植え替えのポイントと増やし方
「ネオレゲリアが大きく育ってきたらどうすればいい?」と感じる方もいるかもしれません。その場合は、植物の大きさに適した鉢に植え替えをすることが大切です。最後にネオレゲリアの植え替えのポイントや増やし方をご紹介します。
ネオレゲリアの植え替えのポイント
ネオレゲリアの植え替えのポイントについてご紹介します。鉢でネオレゲリアを育てている方は参考にしてみてください。
植え替えの判断基準
「購入してから2年以上経った」「鉢の大きさに対して葉の部分が成長しすぎている」といった状態が植え替えを検討すべきタイミングです。
植え替えの時期
ネオレゲリアは春から秋にかけて成長期に入ります。植え替えを行うなら、成長期の前半の4〜7月頃がおすすめです。
植え替えの方法
「植え替えって難しそう......」と感じている方もいるかもしれません。実ははじめての方でも、手順を抑えれば意外と簡単。焦らずゆっくりおこなってみてください。
【植え替えの手順】
1.古い鉢からネオレゲリアを取り出し、古い土を取り除きます。
2.絡まったり、悪くなっている根をカットします。
3.新しい鉢に通気性のよい軽い土を入れ、ネオレゲリアを置き、土を追加していきます。
4.最後に、水やりをして完了です。
【植え替え後の手入れ】
植え替え後は植物がまだ新しい環境に慣れておらず、敏感な状態です。植え替え後も健康に育つように、上述したネオレゲリアに適した環境で管理しましょう。注意したいのは水やりのしずぎ。植え替え後に過度に心配し、水やりをしすぎると、根腐れなどの原因になるため注意しましょう。
ネオレゲリアの増やし方
ネオレゲリアは株分けによって増やすことができます。子株の葉が5~6枚くらいまで成長したら株分け可能です。ネオレゲリアを 増やしたいと考えている方はぜひ試してみてください。
【株分けの手順】
1.子株を親株から切り取る。(なるべく親株に近い部分で切り取る)
2.鉢に軽石を敷き詰めて子株を植えこむ。
3.上から水苔などをかけて、下部を安定させる
4.株分けが終わったら水やりをおこなう
子株はまだ水を溜める力が弱いため、成長が安定するまでは状況を見ながら毎日水やりをします。
まとめ
ネオレゲリアは、たくましく美しい葉が特徴的な植物です。鉢・ハンギング・木を使った壁掛けなど、さまざまな飾り方ができ、インテリアを明るくオシャレな雰囲気にしてくれます。耐暑性などに優れており、初心者でも育てやすい植物ですが、根から水を吸い上げるのではなく、葉と葉の間に水を溜めて成長するのが他の植物との大きな違いです。水やりや育て方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。