ピレアは、特徴的な葉っぱの模様や色を持つ植物です。観葉植物としても人気が高く、購入を検討している方もいるかもしれません。ただ、「育て方がわからない」「上手に育てられなかったらどうしよう......」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、ピレアの特徴や育て方について解説します。
ピレアとは?特徴と花言葉・風水
「見た目はなんとなくわかるけど、どんな特徴があるの?」と感じている方もいるでしょう。また、花言葉・風水などの気になるポイントも解説します。
ピレアの特徴
ピレアは、イラクサ科ピレア属の植物で、その中にも多くの種類が存在します。温帯・亜熱帯に分布する植物が原産で、ピレアの一種は日本にも自生しているといわれています。一部の種類は観葉植物として人気が高く、インテリアとして親しまれています。
ピレアの花言葉・風水
ピレアの花言葉は「少女の恥じらい」「救われる人々」などです。可憐な印象があるピレアにぴったりな花言葉ですね。ピレアのような小さめの葉っぱの植物は、風水的に財運を司る西位と相性が良いとされています。西側に飾ると金運アップ効果が期待できます。
ピレアの種類
ピレアには多くの種類があります。一般的に観葉植物として人気なのは以下の種類です。
ピレア・ペペロミオイデス
ピレアの中でも観葉植物として人気なのが、ピレア・ペペロミオイデスです。可愛らしい丸い形をした葉と、ツヤのある緑がなんとも可愛らしく、葉の形状から「パンケーキプランツ」とも呼ばれています。ピレアの種類の中でも特に人気のある品種です。
ピレア・グラウカ
ピレア・グラウカは、小さく可憐な葉っぱと赤い茎が印象的な観葉植物です。ピレア・ぺペロミオイデスと同様に観葉植物として人気が高く、ピレアといえばグラウカを思い浮かべる方もいるかもしれません。初心者でも育てやすく、はじめての観葉植物にもぴったりです。
ピレアの飾り方のポイント
「せっかく観葉植物を購入するなら、オシャレに飾りたい!」と考えている方もいるでしょう。ピレアの飾り方にお悩みの方は、以下の方法を試してみてください。
テラリウムに入れる
ピレアは湿度を好むため、テラリウム(ガラスの容器)に入れると見栄えが良いです。他の観葉植物や小石、苔などと組み合わせて、ミニチュアの森を作ることも可能です。
ハンギングバスケットにする
ピレアの中には、伸びて枝垂れるタイプのものもあります。ハンギングバスケットに入れて吊るして飾ると、空間を有効活用するとともに、視線を上に引くことができます。
鉢カバーを使用する
鉢カバーとは、鉢に付けるカバーのことで、さまざまなデザインのタイプがあります。鉢がシンプルで少し物足りなく感じるという場合は、好みの鉢カバーを付けることで、華やかさやオシャレさをより強調することができます。
色とりどりの鉢を使う
カラフルな鉢を使うことでより華やかな雰囲気になり、ピレアの魅力を引き立てることができます。また、鉢の形状や素材とインテリアの雰囲気を合わせて、一体感を出すのもおすすめです。
複数のピレアをまとめて飾る
同じピレアでも種類によって葉の形や色・模様が異なるため、複数の種類をまとめて飾るのもおすすめです。にぎやかさを演出でき、場の雰囲気がより華やかになります。
ピレアの基本的な育て方と注意点
ピレアは、初心者でも手軽に育てられる観葉植物です。以下に一般的な育て方と注意点を述べます。
ピレアの基本的な育て方
日当たり
ピレアは明るい場所を好みますが、直射日光は避けてください。特に春から秋にかけての強い日差しは葉焼けの原因となります。直射日光が当たらない明るい場所やカーテン越しに日光が届く場所が適しています。
置き場所
ピレアは乾燥に弱いという特徴があります。エアコンの風が直接当たるような場所は避けましょう。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。ただし、水はけの良い土を使用し、鉢底から水がしっかりと出ることを確認しましょう。土が水浸しの状態が続くと、根腐れの原因になります。
肥料
ピレアは肥料を与えなくても生育には特に問題がない植物です。ただ、肥料を与えることで生育が速くなるので、成長期の春から秋にかけて月に1回程度、液体タイプの肥料を表示通りに希釈して与えましょう。
土
排水性と通気性の良い土を選びます。一般的な培養土にパーライトや赤玉土を混ぜて使用するのがおすすめです。
ピレアを育てる際の注意点
ピレアを育てる際に注意したいポイントは冬越しです。根腐れを防ぐために水やりの頻度を抑える他、寒さに弱いためできるだけ10度以上の場所に置くようにしましょう。また、ピレアは葉に虫が付くことがありますので、定期的に葉をチェックし、虫がついていたら対策をしましょう。鉢を水に沈めて一定期間放置したり、牛乳を薄めて霧吹きをすることで虫を除去できます。
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ピレアの植え替えのポイントと増やし方
「ピレアはずっと同じ鉢で育てられるの?」「ピレアをもう少し増やしたいけど、新しく買うのはな......」と感じている方もいるでしょう。ピレアの植え替えや増やし方をご紹介します。
ピレアの植え替えのポイント
ピレアの植え替えのポイントについてご紹介します。
植え替えの判断基準
「根が鉢からはみ出している」「鉢の表面に根がまわっている」「水はけが悪くなった」「成長が停滞してる」などの状態になった場合は植え替えが必要です。
植え替えの時期
ピレアは春から秋にかけて成長期に入ります。植え替えをするならこの時期に行いましょう。植え替え後の成長を促進させるためにも、遅くても7月頃までに完了させるのがおすすめです。
植え替えの方法
植え替えは手順を抑えれば意外と簡単です。以下の手順に沿って実践してみてください。
【植え替えの手順】
1.用意するもの
新しい鉢(現在の鉢よりも一回り大きいもの)、新しい土、古い土を取り除くための道具(例:箸やフォーク)
2.鉢からピレアを取り出す
鉢を横に倒し、根と土を優しく握り、株を引き抜きます。株が固定されている場合は、鉢の周囲を軽く叩いて緩めます。
3.古い土を取り除く
取り出した株の根から、古い土をできるだけ取り除きます。根を傷つけないように注意してください。
4.新しい鉢に植える
新しい鉢にまず、新しい土を少量入れます。その上に株を置き、根が自然に広がるようにしてください。その後、周囲に新しい土を詰めます。
5.水やりをする
植え替えが終わったら、水を十分に与えます。これにより、根と新しい土が密着し、空気が抜けます。
【植え替え後の手入れ】
植え替え直後は、株にストレスがかかっているため、細かめに植物の状態を確認しましょう。直射日光に当てたり、乾燥する環境に置くと一気に弱ってしまう可能性があるため、置き場所には注意しましょう。また特に注意したいのは水やりのしずぎです。植え替え後に水やりをしすぎると、根腐れなどの原因になってしまいます。
ピレアの増やし方
ピレアを増やしたいと考えている方には挿し木がおすすめです。挿し木とは、親株から伸びた枝を切り、別の鉢に挿して育てることです。以下の方法で試してみてください。
【挿し木の手順】
1.挿し穂を取る
ピレアの茎から、伸びて新芽や葉がついている部分をナイフやはさみで切り取ります。挿し穂は長さ5cm程度が良いでしょう。切り口は清潔な状態に保つことが重要です。
2.挿し穂の下処理
切り取った挿し穂の下部にある葉は取り除きます。葉が土に触れると腐る可能性があるためです。
3.挿し木
切り取った挿し穂を水や軽い培養土(パーライトやバーミキュライトなど)に挿します。水挿しの場合、葉が水に触れないように注意します。また、挿し木をする鉢は透明なものが良いでしょう。根が出る様子を確認しやすいからです。
4.管理
明るい場所に置き、待つだけです。乾燥を避けるために、ビニール袋で覆ってミニ温室を作るとよいでしょう。なお、水挿しの場合は、水が汚れたら定期的に取り替えてください。
5.定植
根が2〜3cm程度に伸びたら、普通の土に植え替えます。ここからは普通の栽培と同じ管理を行います。
この手順で挿し木をすることで、ピレアを増やすことができます。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
ピレアは、可憐な葉が特徴的な植物です。テラ二ウムで育てたり、鉢のカバーを工夫したり、ハンギングで飾ったりすることで、インテリアをオシャレでナチュラルな雰囲気にしてくれます。初心者でも育てやすい植物なので、興味がある方はぜひ今回の記事を参考にピレアを育ててみてください。