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観葉植物が枯れる原因は?復活させるための対処方法と枯らさないためのポイント

観葉植物が枯れる原因は?復活させるための対処方法と枯らさないためのポイント

観葉植物に興味はあるものの「失敗して枯らしてしまいそう.....」と不安に感じている方もいるかもしれません。観葉植物は生き物のため、場合によっては枯れてしまうこともありますが、実はポイントを抑えれば意外と簡単に育てることができます。今回は、初心者の方に向けて観葉植物が枯れる原因と対処方法についてご紹介します。

INDEX

観葉植物が枯れる7つの原因と対処方法

観葉植物が枯れる原因は、大きく分けると以下の7つです。それぞれの対処方法について解説しますので、ぜひ確認してみてください。

原因1:根腐れ

根腐れとは観葉植物の根っこが腐ってしまうことを指します。原因のほとんどは水のやりすぎ。水やりのしすぎで土が水浸しになることで根に空気が届かなくなり、窒息状態になってしまいます。

・対処方法

根腐れの対処方法は、水やりをしすぎないように注意することです。「土の表面が完全に乾燥してから水やりをする」という基本を守れば、基本的に根腐れすることはありません。また、冬場は多くの観葉植物の成長が鈍るため、夏と同じ頻度で水やりをすると根腐れしやすくなります。「土の表面が乾燥してから2〜3日後に水やりをする」など、頻度を調整しましょう。

原因2:根詰まり

根詰まりとは、鉢のサイズに対して根が成長しすぎた状態です。鉢や土の量に対して根が伸びすぎたことで、栄養が十分に行き届かずに枯れてしまうことがあります。

・対処方法

「植物が大きく育ち、鉢が小さく見える」といった状態になると、根詰まりを起こしている可能性があります。このような状態の場合は、大きな鉢に植え替えをおこないましょう。

原因3:乾燥

乾燥も植物が枯れる原因になります。水やりの頻度が少なすぎる、エアコンなどの温風があたるといった場合、植物が乾燥して枯れてしまうことがあります。

・対処方法

温風があたらない場所に観葉植物を飾ることが大切です。また、水やりでは底から水が出るくらいたっぷり与えるようにして、水不足になるのを防ぎましょう。1日に一度は霧吹きで葉水を与えて、乾燥を防ぐのも効果的です。

原因4:日照不足

観葉植物は光合成をすることで成長します。日照不足で光合成ができないと成長が鈍り、そのまま放置すると、やがて枯れてしまうことがあります。

・対処方法

観葉植物は、種類によって必要な日照量が異なります。観葉植物は選ぶ際に、どの程度の日光が必要なのかを確認して購入するようにしましょう。飾る場所が日陰でほとんど日光が届かないという場合は、午前中だけ日光のあたる場所に移動させるなど、日照不足にならないように工夫してみてください。

原因5:直射日光

観葉植物の中には、直射日光が苦手なタイプも多々あります。直射日光を浴びることで葉が傷んでしまい、やがて枯れてしまうことがあります。

・対処方法

観葉植物の多くは直射日光を直接あてると葉焼けを起こしてしまいます。「レースのカーテン越しに日光をあてる」「窓から少し離れた明るい日陰に飾る」など、直射日光が当たらない明るい環境に観葉植物を飾るようにしましょう。

原因6:病気

病気や害虫によっても、観葉植物は枯れてしまうことがあります。病気の原因としては、カビや害虫の排泄物などがあげられます。

・対処方法

病気を防ぐひとつの方法は、風通しの良い場所に置き、カビの発生を抑えることです。葉が多すぎる場合は剪定して風通しを良くするのも効果的。また、害虫が原因の場合は、シャワーなどの流水を植物全体にかけて害虫や卵を除去したり、定期的に薬剤散布をしたりするのがおすすめです。

原因7:急な環境変化

季節の変わり目などに急激に温度や湿度が変化すると、その状況に対応しきれずに観葉植物が弱ってしまうことがあります。そのまま放置すると、枯れてしまう可能性があるので、早めに対処することが必要です。

・対処方法

「空調を変えて温度管理をする」「葉水を増やして湿度を整える」など、状況に応じて温度や湿度を調整してみてください。観葉植物が好む環境に合わせて調整することで、葉や茎のハリが元に戻りやすくなります。

観葉植物を枯らさないためのポイント

観葉植物が枯れてしまう原因はさまざまですが、正しい育て方を理解してポイントを掴めば、おおむね健康に育ってくれるもの。初心者の方は、まずは以下のポイントを押さえて育ててみましょう。

水のやりすぎに注意

水のやりすぎは初心者の方がもっともやってしまいやすいミスです。「成長のためにたくさん水を与えたい」という気持ちはわかりますが、「土の表面が完全に乾燥してから」という原則を忘れずに水やりをしましょう。タイミングがわからないという方は、水がなくなったことがメモリでわかる土壌水分計を使ってみてもよいかもしれません。

毎日葉や土を観察する

観葉植物に何かしらの問題が発生すると、葉・茎・幹・土などの部分が変化します。細かく状態を確認することで、致命傷になる前に対処ができるので、葉水を与えるタイミングなどに葉・茎・幹・土のハリや色を確認しましょう。

空調が直に当たらないようにする

空調の風は、植物を乾燥させてしまいます。葉が枯れる原因になるので、できるだけ空調が直接あたらない場所に飾るようにしましょう。

定期的に植え替えをする

植物が目に見えて成長している場合は、根詰まりを防ぐためにも植え替えをおこないましょう。タイミングとしては成長期に入る5月や6月がおすすめです。

管理の難易度を調べてから観葉植物を買う

初心者の方は特に、育てやすい観葉植物を選ぶことが大切です。乾燥に強く耐陰性に優れているタイプであれば、室内でも育てやすく難易度は低め。繊細なタイプの植物は、管理が大変で育てるのが難しいため、見た目が気に入っても少し慣れてからにしてみてください。

原因4:温度

アジアンタムは寒さに弱い植物です。そのため、冬場に霜が降りるような環境で育てると枯れてしまいます。

・対処方法

屋外で育てるのは避けて、屋内のなるべく暖かい場所に移動させましょう。冬場は特に枯れやすくなるため、室内でも特に暖かい場所を選んでください。

原因5:害虫

ハダニなどの害虫が繁殖すると、葉っぱに大きな負担がかかる他、傷などの原因になることがあります。繁殖が続くと葉っぱの色が薄くなり、最終的には枯れてしまいます。

・対処方法

害虫は水に弱いため、定期的に霧吹きをすることで繁殖を予防できます。霧吹きでも害虫が減らない場合は、観葉植物に利用できる殺虫剤を噴射する、シャワーなどで葉・茎・幹全体を洗い流すなどの方法を試しましょう。

観葉植物が枯れた時の処分方法

観葉植物はゴミ収集に出してよいの?など、枯らしてしまった際の対応に疑問をお持ちの方もいるかもしれません。最後に観葉植物が枯れたときの処分方法について解説します。

行政のルールを確認して処分する

観葉植物の多くは燃えるゴミとして処分できます。鉢や器は、素材によって処分方法が異なるため必ず行政のルールを確認するようにしてください。

業者に依頼する

観葉植物が大きすぎる、または処分する時間が取れない場合は業者に依頼するのもおすすめです。業者によっては、植物・土・鉢の分別も対応してくれることがあります。

処分時のNG行為

処分時は、必ず分別して処分するようにしましょう。また、公園や空き地に放置するのは不法投棄になってしまうので絶対にやらないようにしてくださいね。

【水管理が簡単、枯れてしまっても可燃ごみで処理できる&Green】

&Greenは、土を使わず水だけで育てることができるため、お手入れが簡単で育てやすい観葉植物です。水が少なくなったら注ぎ足すだけなので水やりのタイミングが分かりやすく、土を使わず清潔に楽しめるので、初心者にもぴったり。器も家にあるお気に入りのグラスやカップなどが使えてアレンジ自在です。
販売サイト &Green

まとめ

観葉植物は枯れるというイメージが強い方もいるかもしれませんが、枯れる原因や正しい育て方を理解すれば意外と簡単に育つもの。「枯れるのが怖くて手が出せない......」という方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、観葉植物にチャレンジしてみてください。

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