「観葉植物を置きたいのだけど、置きたい場所の日当たりが悪い......」とお悩みの方もいるかもしれません。実は日光が必要な量は観葉植物によって差があり、中には日当たりが多少少なくてもスクスクと育つタイプもあります。そこで今回は、室内の日陰で観葉植物を育てる方法と、おすすめの日陰に強い観葉植物をご紹介します。
日陰に強い!観葉植物の耐陰性とは?
観葉植物を選んでいるときに「耐陰性」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。耐陰性とは、植物の日陰への耐性を示す指標で、耐陰性が強いほど日陰に強いということになります。ここでは、耐陰性が重視される理由と、耐陰性に優れた植物はどんな人におすすめなのかを解説します。
耐陰性が重視される理由
耐陰性が重視される理由は、基本的に植物の生育には日光が不可欠ですが、住環境などによって室内で観葉植物を育てる人が多い点にあります。庭付きの戸建てにお住まいの方は、特に気にする必要はないものの、植物の置き場所が室内になる場合はどうしても屋外よりも日光が少なくなります。日光が不十分な室内でも観葉植物を育てたいという方にとって、耐陰性は非常に大切な指標なのです。
耐陰性に優れた観葉植物はどんな人におすすめ?
以下のような方は、耐陰性に優れた観葉植物を選ぶとよいでしょう。
・窓のない玄関や洗面所など、日光がまったくない場所に飾りたい方
・一日を通して、ほとんど日光が届かない場所に飾りたい方
・朝だけなど、特定の時間帯だけ日光が届く場所に飾りたい方
など
このような、日光がまったく届かない、または日光が十分に届かない環境に観葉植物を飾りたいという方は、耐陰性に優れた観葉植物がおすすめです。
室内の日陰でも観葉植物を上手に育てるための4つのポイント
耐陰性に優れた観葉植物でも、日光がゼロの状態で長く健康に育てるのは難しいものです。そのため、室内の日陰で観葉植物を飾りたい方は、以下の4つのポイントに注意して育てましょう。
朝昼は日当たりが良い場所に移動させる
日光がまったく入らない玄関・洗面所・トイレなどに飾る、または特定の時間にしか日光が当たらない環境で飾る場合は、朝昼などの時間だけ窓際に観葉植物を移動させましょう。耐陰性に優れた植物であれば、朝昼の数時間だけ日光に当たれば健康に育ってくれます。毎日の植物の移動が大変であれば、数日に一度だけでも日光に当たったほうが良い状態を維持できます。
水やりは控えめに
日光が当たらない環境は、水分の蒸発も穏やかで、土が長時間保水する傾向があります。このような状態で水やりをしすぎると、土が水浸しの状態になり根腐れがしやすくなります。植物の状態を確認して、完全に土が乾燥してから水やりをするようにしましょう。
水はけの良い土に植え替えをする
根腐れをしにくくさせる対策として、水はけの良い土を選ぶという方法があります。水の蒸発を促進し、土が水を保水しすぎないように、できるだけ水はけの良い土を選んでみてください。
照明を利用して光合成させる
日当たりの良い場所に移動させることが難しい場合は、照明を使って光合成をさせる方法もあります。まったく日光が届かない玄関・洗面所・トイレなどに飾りたいという方は、光合成がしやすい照明に取り換え、1日に数時間電気を点けっぱなしにしてみてください。なお、植物の光合成にはLEDライトがおすすめです。
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&Greenは、土を使わず器に水を注ぐだけで育てることができるため、お手入れが簡単で育てやすく、窓際への移動も楽な観葉植物です。水が少なくなったら注ぎ足すだけなので水やりのタイミングが分かりやすく、土を使わず清潔に楽しめるので、初心者にもぴったり。器も家にあるお気に入りのグラスやカップなどが使えてアレンジ自在です。
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日陰でも大丈夫!耐陰性の強い観葉植物5選
「どれが日陰に優れた植物なのかわからない......!」という方に向けて、耐陰性に優れたおすすめの植物をご紹介します。
シェフレラ
・シェフレラの特徴
シェフレラは、まるで花火のように大きく広がった葉が印象的な植物です。明るく清々しい印象で、インテリアや空間に彩りと華やかさを加えてくれます。
・シェフレラの育てやすさ
シェフレラは、耐暑性・耐寒性・耐陰性にすぐれており、どんな環境でも丈夫に育つ植物です。さまざまな植物の中でも育てやすく、初心者におすすめです。
・シェフレラの花言葉・風水
シェフレラの花言葉は「とても真面目」「実直」です。風水としてはポジティブな運気を引き寄せる効果があるとされています。
アジアンタム
・アジアンタムの特徴
生い茂った薄く小さい葉が特徴的な植物。華やかさや可愛らしさがあり、インテリアを優しい雰囲気に。インテリアに安らぎや癒しを加えたい方におすすめです。
・アジアンタムの育てやすさ
耐暑性・耐陰性に優れているため、初心者でも比較的育てやすい植物です。耐寒性が弱いため温度が低い場所は避けることと、多湿を好むためこまめに葉水を与えるのが飼育のポイントです。
・アジアンタムの花言葉・風水
アジアンタムの花言葉は「繊細」「無垢」「天真爛漫」「無邪気」など。風水としては「調和」「リラックス」の効果があるとされています。
ポトス
・ポトスの特徴
ポトスはつる性多年草の植物で、つるを伸ばして成長するのが特徴です。柱で上に伸ばす、ハンギングで下に伸ばす、地面を這うように横に伸ばす、など育て方次第でさまざまな楽しみ方ができます。
・ポトスの育てやすさ
耐寒性がやや弱いものの、耐暑性・耐陰性に優れています。多湿を好むので、定期的に葉水が必要ですが、初心者でも育てやすい観葉植物です。
・ポトスの花言葉・風水
ポトスの花言葉は「永遠の富」「華やかな明るさ」です。風水では、「自己の活性化」や「恋愛運アップ」といった効果があるとされています。
マドカズラ
・マドカズラの特徴
マドカズラは、サトイモ科モンステラ属の植物です。中央アメリカを原産としており、モンステラなどの人気の観葉植物と非常に良く似た葉の形状をしています。また、葉っぱに窓のような穴が空くのが特徴で、個性的でどこかユーモアのある見栄えが印象的な植物です。
・マドカズラの育てやすさ
マドカズラは耐暑性に優れた植物で、耐陰性にも優れています。基本的には頑丈で初心者でも育てやすい植物ですが、多少の日光が必要なため、レースのカーテン越しに日光が届くような半日陰で育てるのがおすすめです。
・マドカズラの花言葉・風水
マドカズラの花言葉は「壮大な計画」「献身」「深い関係」です。風水としては幸運を引き寄せる縁起の良い植物とされており、室内で育てるのにぴったりです。
ディフェンバキア
・ディフェンバキアの特徴
ディフェンバキアは、サトイモ科シロガスリソウ属の植物です。熱帯アメリカを原産としており、どこか南国を感じさせる開放感のある見栄えが魅力的です。葉の模様が美しく、また頑丈な植物であることから、観葉植物としても高い人気を誇っています。
・ディフェンバキアの育てやすさ
ディフェンバキアは耐寒性が低いものの、耐暑性・耐陰性に非常に優れた植物です。日陰でも元気に育つため、初心者の方にもおすすめです。
・ディフェンバキアの花言葉・風水
ディフェンバキアの花言葉は「危険な恋」です。風水としては、金運を上げる効果が期待でき、財運を司る方角の西に飾るのがおすすめ。また、人間関係を円滑にする効果もあるとされています。
まとめ
「観葉植物は日陰に飾ってもいいの?」とお悩みの方に向けて、耐陰性の概要や日陰での育て方、耐陰性に優れた品種をご紹介しました。観葉植物の中には、日陰で育てられるタイプが多いため「まったく日光が入らない訳ではないが、半日陰の場所しか植物を飾る場所がない」という方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。