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水という資源を起点に、環境へ思いを馳せる &Green 開発担当者

水という資源を起点に、環境へ思いを馳せる &Green 開発担当者

社会と環境を考える一つのきっかけづくり

 植物のある暮らしの魅力を伝えながら、社会や環境との関わりを考えるきっかけとなるブランドにしていきたい。この&Greenというブランドは、そんな想いから生まれました。新規事業としてブランドを立ち上げるにあたって元より重視していたのは、「サステナブル」の要素を取り入れることです。それは、全面的に押し出していくようなものではなくて、ごく当たり前に、自然と考えていかなければならないものとしてブランドに根付かせたいと考えていました。また、世の中の流れとしてもサステナブルであることが非常に重視されています。この&Greenは、「水」をキーワードにサステナブルな要素が詰まったブランドです。そうした理由から、&Greenを手にしていただくことで、自然や社会に目を向ける一つのきっかけになればと考えています。

人にも環境にもやさしい商品として

 &Greenがサステナブルであるという大きな特徴は、土の代わりに使用している「パフカル」と、「水の利用方法」の2つにあります。

 まず一つ目の「パフカル」とは、植物を育てるための素材のことです。&Greenはパフカルを使って植物を育てるため、土は一切必要ありません。一見、土の方が環境にやさしいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれないのですが、土は地球から削りとって生まれるもの、つまり、地球の資源を削ってしまうことになるんですね。また、一度使用した土は産業廃棄物となるため、土のある場所や、山などに捨てることはできません。そのため、処理も大変であまり環境にもやさしいとは言い切れないのです。

 一方、パフカルは自然由来の成分を多く含むスポンジ状の素材で、もし植物が枯れてしまったとしても、そのまま燃えるごみに出すことができます。加えて、パフカルは植物に対する適量の空気と水を含むことができ、それを維持することができるので、植物にとって生育に良い環境といえるのです。さらにはスポンジのためとても軽く、土がこぼれることもないので、赤ちゃんやペットがいるご家庭にとっても安心安全です。こうした機能性の高さや、植物との相性のよさからしても、人にも環境にも配慮したサステナブルな商品であると自負しています。

「水と生きる」を体現する&Green

 そして、もう一つの特徴は「水の利用方法」についてです。&Greenは、土を使わない水耕栽培の植物なのですが、その生産方法に大きな特徴があります。それは、水を循環させているということです。&Greenを生産する際、植物を密集させて育てているのですが、そこでは常に水を流しながら水分を吸収させています。実はこの水、そのまま使って流してしまうのではなく、循環をさせていて、入れ替えながら再利用をしているのです。結果、土と比べるとおよそ3分の1程度の水量で足りるため、水を無駄にしない植物の生産が可能となっています。パフカルの場合はスポンジが含んだ水を徐々に植物が吸収していきます。水やりは、水がなくなった時に行えばいいので、タイミングもわかりやすく、資源を無駄なく使うことができるといった点でも非常に優れているのです。

&Greenとしてサステナブルな社会に貢献していく

 現在&Greenとしては、少ない水量で生産栽培を行っていることに加え、栽培の面以外でも、パッケージにリサイクル製品を積極的に取り入れるなど、少しずつできる範囲からサステナブルな取り組みを行っています。

 例えば、&Greenのパッケージの箱は、森林を保全し適切に管理されていると認められたFSC認証ダンボールを基本的に使用しており、植物を入れるビニール袋はその一部に再生プラスチックやバイオマス素材を利用したものを使用する予定です。将来的には、こうした部分にもさらに力を入れていければと思っています。

 また、&Greenが日本中に広がっていくようになれば、水環境を守るための寄付も積極的に行ってきたいと考えています。こうした取り組みを私たちが行っていく一方で、&Greenのミッションは、この植物を買ってくださる方々に少しでも自然に興味を持っていただくことだと考えています。

 観葉植物という緑を生活に取り入れることで、自然について考えてみたり、環境についての社会情勢や、寄付などの活動にも目を向けられる機会を届けたい。それが私たちの一番の想いです。
&Greenは水耕栽培を特徴とし、「水」という資源を大切にしていますから、そこを起点に、身の周りの自然について立ち止まって考えていただけたらありがたく思います。

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