出入り口である「玄関」は家の「顔」であり、訪れたお客さまが最初に見る場所です。しかし長居する場所ではないので、気を抜くと靴で溢れ、シューズボックスの上も家の鍵や小物でごちゃごちゃ……なんてことも。
「少しでも明るい印象にしたい」、「おしゃれな雰囲気を保ちたい」。そんなときは、置くだけで印象を変えてくれる観葉植物がおすすめです。そこで今回は、玄関先に観葉植物がおすすめの理由から、玄関に植物を置くときの注意点、おしゃれな飾り方、おすすめの品種まで詳しく解説していきます。
玄関に観葉植物を飾ることがおすすめの理由
一緒に住む人だけでなく、お客さまをお迎えする玄関に、観葉植物を置くとこんな良いことがあるかもしれません。玄関に観葉植物がおすすめの理由を2つご紹介します。
家の第一印象を明るくする
玄関は来訪者にとって、家の第一印象が決まる場所。靴が出しっぱなしになっていたり、掃除などの手入れがされていなかったりすると、あまり相手に良い印象を与えません。そんなとき観葉植物を置くと、空間に自然の色が入り、明るい印象の玄関にすることができます。
また、植物の「緑」は人を穏やかにすると言われています。家族にもお客さまにも、自宅を居心地よく感じてもらえるように、1年通してグリーンを鑑賞ができる観葉植物はおすすめです。また、お気に入りの植物を飾れば、お手入れのついでに掃除をして空間を整える習慣がつくので一石二鳥ですよ。
風水的に良い
家の間取りを決めるときや、家具を置くときなどに「風水」を調べることがあります。風水は古代中国発祥の学問であり、太陽や水、大地など自然界にあるパワー、身の回りの環境を味方につけて、より良い自分・生活へと導く指針のようなものです。
自然物の観葉植物も、簡単に風水を取り入れられるアイテムとして注目されています。どうやら植物の「葉の形」と「生長する向き」によって、持ち合わせる「気」が分類され、その「気」に適した場所に飾ると運気が高まるようです。
風水において玄関は、外から良い気も、悪い気(邪気)も入ってくる「気」の通り道で、全体運や仕事運に関わる重要な場所と言われています。邪気の侵入を防いでくれるような、上向きに伸びる細く尖った葉をもつ観葉植物を置くと良いでしょう。
玄関に観葉植物を置く際の注意点
玄関は外と中をつなぐ中間地帯で、間取りによっては観葉植物の生長条件に合わない場合もあります。ではどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。玄関に観葉植物を置く際の注意点を見ていきます。
環境と生長条件が合うものを選ぶ
観葉植物が健やかに生長するには、日光・酸素・湿度が必要です。また、観葉植物は熱帯や亜熱帯を原産とする品種が多く、気温が高いところを好みます。そのため、以下のポイントに注意しましょう。
・日当たり:窓がなく、日陰にある玄関には、耐陰性のある、日陰でも育つ品種がおすすめです。ただし日照量が足りないと、ひょろひょろと茎が伸びる「徒長」になりかねないので、午前中だけ、もしくは週に2~3回程度、日当たりの良いところに移動させるなど、定期的に日光に当ててください。
・風通し:風通しが悪いと、湿気がこもりすぎて病害虫が発生する原因になります。植物が健やかに生長するためにも酸素は必要不可欠なので、適宜ドアを開けるなど換気をしましょう。
・冬の気温には要注意:熱帯・亜熱帯を原産とする品種にとって、日本の冬は厳しい環境です。特に外と通じるドアがある玄関は、ほかの部屋よりも室温が低くなりがちなので、耐寒性のある、寒さに強い品種を選びましょう。ただし、品種によって耐えられる最低温度が異なります。植物の耐寒温度よりも室温が下がる場合は、暖かいリビングに移動させるなど、対策をしてください。
サイズ感をチェック
ほかの部屋と比べて狭い玄関ですが、靴箱や傘置きなど生活に欠かせないアイテムで溢れ、観葉植物の置き場所が限られてしまう場合があります。観葉植物を購入する前に、観葉植物の置き場所を決めておき、どのようなサイズ感が適切かチェックしましょう。
玄関には「&Green」がおすすめ
集合住宅など、観葉植物を置くスペースが限られた玄関には「&Green」のコンパクトサイズの観葉植物がおすすめです。その特徴をご紹介しましょう。
お手入れが簡単
「&Green」は土ではなく、水だけで育てる観葉植物です。苗には、植物の育成に適した「パフカル」というスポンジが密着しており、ほぼ均一に水分と空気のバランスを保持してくれます。肥料や植え替えなどの手間もかからず、水やりのタイミングも、器の水がなくなったら注ぐだけでOK。
土を使用していないので容器ごと倒しても、こぼれた水を拭くだけなのでお掃除が簡単に済むのもポイントです。万が一枯らせてしまっても、パフカルごと可燃物で捨てられるという手軽さがあります。また、藻などが根についてしまったときなど、土ではできない、“植物ごと水洗い”が可能です。パフカルを洗うときは、植物の根を傷めないように気を付けましょう。
&Greenのお手入れ方法について知りたい方はこちらを併せてご覧ください。
「&Greenのお手入れ方法は?」
小型サイズで飾り方は自由&持ち運びも楽々
「&Green」は3つの苗をセットして販売しています。1苗あたりのスポンジ(パフカル)のサイズは、水を含んだ状態で高さ約7㎝、上部幅約3㎝です。大きめのマグであれば3つ入るサイズ感ですが、1つずつ苗が分かれているので、もちろん別々の器に分けて飾ってもOK!
水だけで育てる分、自宅にあるグラスやカップ、キャニスターなどの空き容器に水を入れて、パフカルごと植物をセットすれば、すぐに飾ることができます。1苗分であれば、狭い窓枠部分にも置くことができるコンパクトサイズなので、飾り場所を選びません。
持ち運びも簡単なので、生長具合や状態に合わせて置き場所を変えたり、ベランダに出して数時間だけ日光浴をさせても良いでしょう。どこでも簡単に移動して飾ることができるのは、水耕栽培である「&Green」ならではの魅力です。
あなたはどれにする?「&Green」の3つの選び方!
「&Green」は、WEBサイトを通じて購入できます。苗の選び方は全部で3種類! お客さまのお好みで選べる「Custom Set」のほか、どれを買ったらよいか迷ってしまう方でも選びやすいセットがあるのでご紹介します。
・お好みの品種を選べる「Custom Set」
個性豊かなラインナップからお好みの観葉植物を3種類組み合わせて、あなただけのセットをつくることができます。インテリアの雰囲気や、飾りたいスペースに合わせて選んだり、花言葉で選んだり。組み合わせはなんと数千通り以上にもなります!
・どれを選んだら良いかわからない方は「Original Set」
「&Green」のスタッフがオリジナルのテーマごとに植物をセレクトした「Original Set」もおすすめです。葉の個性、背丈のバランスなどを考慮してセレクトしているので、初心者の方でも簡単に見栄えの良い鉢をつくることができます。
・診断コンテンツ「Find My Green」でパートナーグリーンに出会う!
自分にぴったりの観葉植物を知りたいときは、診断コンテンツ「Find My Green」で探してみませんか。ご自身のライフスタイルに関する簡単な質問に数問答えるだけで、好みや性格にぴったりのパートナーグリーンを紹介してくれます。まったく観葉植物の知識がなくても、どんな植物があるか知るきっかけになりますよ!
「&Green」で玄関をおしゃれに飾ろう
持ち運びも簡単で、器を選ばない「&Green」は飾り方も自由です。玄関先で観葉植物をおしゃれに飾る方法をご紹介しましょう。
高低差をつけて飾る
玄関先のスペースにゆとりがある場合や、シューズクローゼットに靴を収納できる場合などは、土間と上がり框(かまち)で高低差をつけて観葉植物を飾るとおしゃれです。写真のように玄関に置きっぱなしの小物やインテリアを同じトーンの色合いでそろえると、小ぶりの鉢でもグリーンが空間に映えます。
シューズボックスの上にインテリア小物と一緒に飾る
空間がぽっかり空きがちなシューズボックス(下駄箱)の上は、観葉植物を飾るのにぴったりの場所です。寄せ植えで置いてもボリューム感がでますが、敢えて1苗ずつ並べて飾ると空間が賑わいます。お気に入りのインテリア雑貨と一緒にコーディネートしましょう。
また、容器の種類によって観葉植物の印象は変わります。「&Green」ならパフカルを差し替えるだけなので、季節や気分に合わせて容器を変えるのもおすすめです。
おしゃれな鉢の選び方について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
「インテリアに映える!おしゃれな鉢&鉢カバーで観葉植物を飾ろう」
省スペースでもOK!ラダーにハンギングする
鉢を置くスペースがない玄関には、壁に立てかけるだけのラダーラックや、天井と床で固定する縦の突っ張り棒を設置してみましょう。「&Green」の観葉植物はスポンジで育てるので、ハンギングにもぴったりです。マクラメ編みなどと一緒に引っかけるだけで簡単におしゃれになりますし、掃除の手間も省けますよ。
玄関におすすめの観葉植物
管理しやすい「&Green」の観葉植物ですが、玄関に飾るにはどの品種をえらべば良いのでしょうか。「&Green」よりおすすめの6品種をご紹介します。
ディフェンバキア
ディフェンバキア
・サトイモ科シロカスリソウ属
・原産地:熱帯アメリカ
・乾燥:× 空気が乾燥する時期は葉水をしましょう。
・耐陰性:〇 直射日光が苦手なので、半日陰や窓から離れた明るい日陰がおすすめです。
・耐寒性:× 冬は室内の日当たりの良い、暖かい場所に置きましょう。
・ペットに注意!:サトイモ科の植物はシュウ酸カルシウムが多く含まれているため、ペットが食べてしまうと口の中の炎症や嘔吐などの症状がでることがあります。
エキゾチックな雰囲気のディフェンバキアは、綺麗な模様がある薄い葉が特徴の観葉植物です。耐陰性は高いほうですが、寒さに弱いので、秋が深まって肌寒さを感じたら暖かい部屋に移動させてください。風水においては金運をアップさせると言われています。特に西側に位置する玄関にはぴったり!
マドカズラ
マドカズラ
・サトイモ科モンステラ属
・原産地:中央アメリカ
・乾燥:× 空気が乾燥する時期は葉水をしましょう。
・耐陰性:〇 直射日光が苦手なので、半日陰や窓から離れた明るい日陰がおすすめです。
・耐寒性:× 冬は室内の日当たりの良い、暖かい場所に置きましょう。
・ペットに注意!:サトイモ科の植物はシュウ酸カルシウムが多く含まれているため、ペットが食べてしまうと口の中の炎症や嘔吐などの症状がでることがあります。
マドカズラのツヤがある葉には、窓のように穴が開いており、ハワイでは「希望の光を導く」植物とも言われています。耐陰性があるので日陰でも育ちますが、乾燥には弱いので適時葉水をしてあげましょう。風水において大きい葉は悪い気を寄せつけず、人間関係を円滑にする「対人運」を上げるとされるので、気が出入りする玄関におすすめです。
パキラ
パキラ
・アオイ科パキラ属
・原産地:ブラジル
・乾燥:〇 多湿を好みますが、乾燥にも強い初心者向けの品種です。
・耐陰性:〇 葉焼けの恐れがあるため、レースカーテン越しの窓辺など明るい日陰で育てましょう。
・耐寒性:〇 観葉植物の中では耐寒性がある品種です。
ツヤのある濃い緑色の葉が特徴的なパキラは、耐陰性、耐寒性もあるので初心者でも育てやすい品種です。「発財樹」とも呼ばれるほど縁起の良い植物なので、玄関に置くと鋭い葉で玄関から入ってくる邪気を払いつつ、金運アップにつながると言われています。
ポトス
ポトス・ゴールデン
・サトイモ科ハブカズラ属
・原産地:ソロモン諸島
・乾燥:〇 多湿を好みますが、乾燥にも強い初心者向けの品種です。
・耐陰性:〇 直射日光が苦手なので、明るい日陰~日陰がおすすめです。冬は温かな日なた~半日陰でも楽しめます。
・耐寒性:× 冬は室内の日当たりの良い、暖かい場所に置きましょう。
・ペットに注意!:サトイモ科の植物はシュウ酸カルシウムが多く含まれているため、ペットが食べてしまうと口の中の炎症や嘔吐などの症状がでることがあります。
観葉植物の定番であるポトスは、明るいグリーンカラーや、マーブル模様が魅力です。元々は日当たりの良い場所を好みますが、環境への順応力が高いので日陰でも育ちます。つる性の観葉植物なので、置き場所が少ない空間ではハンギングしましょう。「永遠の富」という花言葉から、風水においては金運を上げてくれるとされています。
サンデリアーナ・ホワイト
サンデリアーナ・ホワイト
・リュウゼツラン科ドラセナ属
・原産地:アフリカ全土、亜熱帯地域(ギニア北部)
・乾燥:× 乾燥は病害虫が発生する原因となるので、こまめな葉水を心掛けましょう。
・耐陰性:〇 直射日光が苦手なので、カーテン越しの明るい日陰がおすすめです。
・耐寒性:〇 耐寒温度は5℃と比較的強いほうですが、冬は室内の日当たりの良い、暖かい場所に置きましょう。
・ペットに注意!:ドラセナは毒性物質があり、ペットが食べてしまうと嘔吐や下痢、手足の腫れ、麻痺などの症状がでることがあります。
サンデリアーナ・ホワイトは、「幸福の木」として知られているドラセナの一種です。耐陰性、耐寒性が高く、その強い生命力から開運や金運の象徴とされています。ストライプ模様の鮮やかな葉が漂わせるアジアンな雰囲気は、ディスプレイ小物のように個性的な存在感を放つでしょう。
ミューレンベキア
ミューレンベキア(ワイヤープランツ)
・タデ科ミューレンベッキア属
・原産地:ニュージーランド
・乾燥:× 乾燥すると葉が落ちるので、土で育てる場合は、土が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。
・耐陰性:〇 日陰以外であれば問題なく育ちます。
・耐寒性:〇 冬場は霜がつかないように屋内で育てましょう。
ミューレンベキアは小さく丸い葉が可愛らしい印象ですが、瘦せ地でも育つほど強い品種です。しかし、もともとは日当たりを好む品種なので、日陰では日照不足で葉が落ちるほか、茎が細くなってしまいます。カーテン越しに日が当たる場所などで育てましょう。風水においては人間関係に関する対人運をアップすると言われています。
まとめ
家の第一印象を決める玄関を、おしゃれな明るい空間へ変えるには、観葉植物を取り入れるのが簡単でおすすめです。観葉植物に初めてチャレンジする方は、まず小型のものでお世話に慣れていきましょう。水だけで育てる「&Green」なら植物に対する知識がなくても、簡単に管理できますよ。ぜひ楽しみながら、お好みのインテリアグリーンを玄関に取り入れてみてくださいね。