植物と家族と過ごす、穏やかな日々
「僕自身も、植物のような人でありたい」
ご家族とともに、約80株もの植物たちを育てる会社員の茶置貴秀さん。そのきっかけは、ある日出会ったひとつの鉢植えでした。
朝のお世話からはじまる心豊かな時間や、家族との楽しみ方。「植物のような人でありたい」と語る茶置さんが見つけた、穏やかな緑のある暮らしには、&Greenが願う“心地よさ”がありました。
植物を育てはじめたのはいつからですか?
今の自宅に引っ越してからです。実はそれまで植物を育てた経験は少なくて、たまたま花屋さんできれいなフィカス・ベンガレンシスの鉢植えを衝動買いしたのがはじまりでした。当時は知らないことだらけだったので、花屋さんに質問したり、ネットで調べたりしながらお世話をしていましたね。試行錯誤するなか、ある日、新芽がでているのを見つけたんです。それが嬉しくてもう一つ、もう一つと増えていきました。知らない植物を見つけると、育ててみたいという気持ちが湧き上がってしまうんです。
毎日のお世話はどのようにしていますか?
今は自宅に80株ほどあると思いますが、朝起きたら、まずそれぞれの植物に葉水をあげるところから一日がはじまります。植物とともにはじまるルーティンがあると、自分自身の心も整うような感覚があって、大好きな時間です。毎週土曜日はさらに土の状態と葉っぱをチェックする時間をつくっています。やはり、植物のお世話は観察が大事だと思うので、虫がついてないか、葉っぱは元気かなど、ひとつひとつ様子を見ています。これって子育てとなんだか似ているな、とも思いますね。
育てはじめは、葉焼けしたり、枯らしてしまったりといろいろ失敗もしましたが、そのたびに写真を撮って、園芸店に相談に行っていました。そうやって続けていくと、自然と水やりの仕方であったり、部屋の明るさ、温度、風通しなど、植物ごとの最適な環境がわかるようになりました。
植物と暮らすことで変化はありましたか?
インテリアとして部屋がおしゃれになるだけでなく、心も自然と穏やかになりますよね。植物がすくすくと育ってくれると嬉しいですし、元気でいてほしいと思います。僕自身も、多くを語らず、いつも穏やかな、植物みたいな人間でありたいと思うようになりました。
家族にとっても、植物は大切な存在です。実は妻も大の植物好きで、彼女が選んだ鉢植えもあるのですが、僕とはまた違ったチョイスで素敵なんです。6歳になる上の娘は、数十種類の植物の名前をいつの間にか覚えていて驚きましたね。
もちろん、娘たちがまだ小さいころは葉っぱを破いてしまったり、いじってしまうこともありましたが、今では植物がそばにいるのが当たり前なので、いたずらもありません。家族で絵を描いた鉢カバーを作ったり、一緒に園芸店に行ったりとみんなで楽しんでいます。
インスタグラムでもご自宅の植物を投稿されていますね。
インスタグラムは、植物と暮らす楽しさをもっと知ってもらいたいとはじめました。もちろんフォローやいいねも嬉しいですが、実はコメントやDMでメッセージをいただけるのも嬉しいです。植物を育てはじめたばかりの方から、水やりや病気など、僕も初心者時代に経験したお悩みをいただくので、できるだけ丁寧にお答えしています。僕がおすすめした鉢を、群馬から東京までわざわざ買いにいらっしゃった方もいました。僕のアカウントをきっかけに、植物の魅力を知ってくれる人が増えてくれたら嬉しいですね。
&Greenを育ててみた印象はいかがですか?
水だけで育てられるというのは心強いですね。今まで水耕栽培って、水だけで育てるぶん難しいのではと思っていたんです。ところが&Greenは、本当に「水がなくなったら足すだけ」というシンプルな育て方で、誰でもチャレンジできますよね。
土を使わないので土こぼれも気にしなくていいですし、サイズや形状も間取りなど、環境を選ばないので、デスクにちょっと置いておくだけで癒やされる、そんな植物がくれる豊かな時間を感じられると思います。
ちなみに僕が育てているなかで、特にお気に入りなのはアイビー(ヘデラ)です。有名な植物ですが、意外と育てたことがなくて、毎日観察して癒やされています。&Greenは届いた時の体験も素敵ですね。包装もコンパクトでかわいいですし、ポストに入っていたのに植物たちが青々としていて驚きました。はじめての方はもちろん、植物をよく知っている人にとっても楽しみのあるブランドだと思います。
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茶置貴秀 プロフィール
都内のIT企業で不動産開発業務のプロダクトマネージャーとして活躍する傍ら、Instagramでは自宅の植物との暮らしを発信中。
Instagram @ciao.tak
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