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&Greenスペシャルインタビュー#19 Freadaディレクター・小笠原希帆

&Greenスペシャルインタビュー#19 Freadaディレクター・小笠原希帆

植物は自分をリセットしてくれる存在。

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小笠原希帆
デイトナ・インターナショナルが手がけるファッションブランド「Freada」ディレクター。FREAK’S STORE店舗スタッフ、プレスを経て、2017年に「Freada」をスタート。「わたしがいま本当に着たいもの」という純粋な思いを軸に、自身の好きな古着やエスニックなアイテムをベースにしたアイテムを展開。無類のアイス好きとして知られ、中でもハーゲンダッツをオールタイムベストとして愛している。
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植物は人間らしい生活に欠かせないもの。

「Freada」のディレクターとして、服の企画やデザイン、世界観を表現するビジュアルを考えたりとやるべきタスクはたくさんあるのですが、好きなことなのでワークライフバランスをあまり考えていないんです(笑)。未だに長時間働いて帰宅がすごく遅くなったりと、ある意味バカみたいな仕事の仕方をしています(笑)。家には道すがらの花屋で購入したお花や植物を飾っていて、見ると、なんだか帰ってきた、元の位置に戻ってこれたという感じがするんです。なんだか自分がまともな生活をしているように思えるというか。

自宅の植物は旦那が世話をしてくれていて私はノータッチですが、この仕事場にある植物は私しか世話をする人がいません。週頭の月曜日にだけ、換気して、ベランダの植物たちにたっぷりと水をあげて、あの子は今ちょっと弱ってるから外に出して光に当てたり…、お世話するのがなんだか楽しい。今まで植物は枯らしてしまうことばかりだったけど、初めてきちんとルーティンとして取り組めている気がします。事務所に着いて、お香を炊いて、ラジオをつけて、水やりをして…というルーティンがいいリズムなんです。

根を詰めて、目まぐるしく働く中で、ふと見る植物に癒されることもあります。極論すれば、人は必要なものだけで生活を回すこともできると思うんです。でも、植物は不要不急なものだけど、生活を彩ってくれて、ある種人間らしい生活に欠かせないものなんじゃないかなって。それに、そういうものでないと、もう買い物しても心踊らないんです。個人的には、食器や雑貨などを買うよりも花や植物の方がなんだかワクワクします。私にとって植物は、休日の前日に買うもので、楽しい気分や生活の象徴だと捉えています。植物を買いに行きたくなるかどうかは、ある意味心のバロメーターのようなものなのかなって。

ファッションという仕事と植物。

母が植物好きで、家がまさにジャングルでした(笑)。中でもツタが好きでツタの家と周りから呼ばれるくらい。でも、私はお世話をしたことがなくて、植物の重要性に気付かされたのは、フリークスストアに入社してからです。店舗には必ず植栽があって、会社の先輩たちがどんなものにするかについて話しているのを聞いて、植物は優先度が高いんだなって。確かに服などの乾いた布が平面に並んだところに、こういうしっとりとした柔らかい植物が差し込まれると、売り場として引き立ってくる。そういったお店のディスプレイ面から見ても、植物はありがたいなって。

このマンションの一室が私の仕事場ですが、この場所は自分の家よりも気に入っていて、週末にやってきて読書をして過ごすことも。そのついでに植物にお水をあげたり、シュッシュと霧吹きしたり。ここには、「Freada」のお客さんを招くこともあります。なので、売り場として引きで見たときに商品や壁紙が目立つように、他で色は使わないようにしたくて、植栽も全てグリーンで統一しました。

現在服を作るようになって、改めて花や植物からインスピレーションを受けることがあります。例えば色の使い方。花屋で花を見ていると、ピンクから青へグラデーションしていく変化は、本来気持ち悪く感じるはずなのに、実際はこの花の花弁はかわいいぞと。あ、真ん中に白が挟まっているからだと。服でも、このアウトラインを白にしたら、青とピンクでもいいかもしれないとか発見があります。

将来的には、「Freada」の服を植物染めできたら面白いですね。価格や品質管理の壁があるんですが、いつかこのスペースで「Freada」のワンピースを草木染めしてみるとか、そんな服と植物の関係がここにはあってもいいかもしません。

植物をスニーカーに入れてみる?

「合わせる器はなんでもいいというのも楽しい。」&Greenはこちらから

「&Green」は土がないから、鉢替えがないのがうれしい。土をいじると、爪の先に土が入るじゃないですか。最近はネイルもしてないから、一層汚く見えちゃうなと。Instagramで自撮りしたストーリーとかもあげるので、爪先が汚いと気まずい(笑)。

それに、花を枯らしてきた私からすると、状況にもよるんでしょうが、1週間くらい水やりなしで放置できるというのもありがたい。合わせる器はなんでもいいというのも楽しい。例えば、カラフルなコップを合わせてもいいだろうし、海外のディスプレイで印象的だったのが、ハイカットのスニーカーを器のように使って、中に植栽して上から紐で吊るすというもの。「&Green」なら靴から染み出るまで水をあげる必要がないから、ぴったりでしょうね。

あとは、一般的な鉢の底にある水抜きの穴は不要だから、上から吊ってそのまま水やりもできちゃう。例えばマクラメで吊ったら可愛くなりそう。お店のディスプレイとして考えると、スタッフが手間なく育てやすいというのもポイントです。3つセットでこの価格というのもすごくリーズナブル。

もしスタイリングするのであれば、盛って盛って寄せ植えにします。それをS管フックで吊るしたりすると、上下の幅が出て見栄えがよくなる。いろいろな飾り方の可能性があるんじゃないかなと思います。

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