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&Greenスペシャルインタビュー#20 Dream Drive Founder & CEO・ジャレド・カンピォン

&Greenスペシャルインタビュー#20 Dream Drive Founder & CEO・ジャレド・カンピォン

自然を感じることは人生を楽しむこと。

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ジャレド・カンピォン
イギリス生まれ。幼少期から自然にふれる。16歳でオーストラリアに移住し、ロードトリップというスタイルやキャンプバンカルチャーを本格的に体験し、二国間のキャンプバンの違いなどを学ぶ。大学時代は家具製作を専攻。来日後、2019年にキャンピングカーレンタルの(株)Dream Driveを設立。今ではレンタルの他、木材やパーツにまでこだわったハイクオリティなキャンプバンを受注製作している。
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異邦人から見た日本の魅力。

来日する前は、幼少期をイギリスで過ごし、16歳からは祖母の国・オーストラリアに移住して暮らしました。両親ともに自然が好きで、自然の中を歩くことも日常的に楽しんでましたね。イギリス時代には、母が育てたイングリッシュガーデンで、植物を愛でながら暮らしていました。一方、オーストラリアはスケールの大きな自然が印象に残ってます。

当初、日本には最長一年のつもりで妻とやってきたんですが、日本に魅了されて今や在住15年。日本には色々な魅力がありますが、一番魅了されたのは、唯一無二のこの自然。大きくて古い木が神社や都市でも当たり前のようにたくさんあり、日本人の自然に対する畏敬の念を感じます。ほかにも火山地帯の独特な地形もクレイジーで楽しいし、和風な竹林や人の手によるクールな庭園もすばらしい。南房総の自然なんて日本じゃないみたい(笑)。盆栽カルチャーもまさに日本らしくてユニーク。

それに、日本のものづくりのレベルの高さには驚かされました。日本の木を使ってキャンプバンを製作するのも、素材と技術が揃うここであれば高品質なものを作ることができると確信したからです。僕の夢は、日本で作った製品を海外に向けて発信して、販売していくこと。ぜひ日本の良さを海外の人にも体感してほしいですね。

キャンパーバンを楽しむ=人生を楽しむこと。

イギリスの幼少期から、両親とともにキャンパーバンを楽しみ、渡豪後は、自前のキャンパーバンで国内をロードトリップしました。美しい自然を前に、仲間たちとキャンプの炎を囲んで食事をして語らい、自由に旅をするという記憶が今のキャンプバン作りの原体験です。来日して気づいたのは、日本にはすばらしい自然があるのに、ロードトリップ自体が珍しく、キャンパーバンの選択肢も非常に少ないものでした。だから…というのも「Dream Drive」を作った理由の一つです。

実際にここ最近、キャンプバンで自由に旅をする人が増えてきている手応えを感じています。日本の旅行のスタイルはとてもよく環境が整っていますが、逆に言えば自由に旅をしたい人にとってはやや窮屈なところも。例えばサーファー、スノーボーダー、自転車乗りのほか、飼い犬と旅したい人や元気で小さいお子さんがいる家族にはホテル宿泊がしづらい時もありますよね。自由を感じたい…そんな人たちから人気を集めていると感じます。

確実に言えるのは、キャンパーバンを楽しむことは人生を楽しむことにつながっているということ。自然の中で過ごすことは、生きている感覚を味わえるし、旅は記憶に残りやすいから、美しい思い出がたくさんできるでしょう。僕は日の出、日の入り、(キャンプの)炎を見るのが好きなんですが、どれも自然の中で見た記憶が鮮明に残っています。

働いたり、勉強したりすることもすごく大切だけど、家族や友達と自然の中で過ごす時間は特別なもの。自然の中で過ごすと、何のために生きているかを考え直すことになるんですよね。しかもキャンパーバンであれば自然にいながら、家にいるようにリラックスしてくつろぐこともできる。人生で一番高い買い物は家だと言われていますが、キャンパーバンはそこまで高くはない。

「&Green」を外に連れ出したい。

「植物を置くと車内もホーム感が強くなる。」&Greenはこちらから

僕は、「Dream Drive」を通じて、もっとたくさんの人が都市や家に閉じこもるのではなく、キャンパーバンで自然の中に繰り出すといいなと。僕は来日しておよそ10年サラリーマンをやっていたんですが、今やサラリーマンを外へと連れ出す立場というわけです(笑)。

「&Green」は、このスポンジに保水力があり、根が吸水できる環境が長く続くんですよね? つまりなかなか枯れないってこと。僕だったら、「&Green」の植物をキャンパーバンに乗せて、外に連れ出すかな(笑)。車の中で植物を育てるというのは、結構難しいんです。

植物を置くと、車内ももっとホーム感が強くなるでしょうし、土を使わないから、車内が汚れないというのも重要。「&Green」は、長く育て続ける人もいると聞くので、一緒に旅をして思い出を作っていくのは楽しみです。

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