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パキラとはどんな観葉植物?基本的な育て方と注意点を解説!

パキラとはどんな観葉植物?基本的な育て方と注意点を解説!

パキラはオシャレな見た目と育てやすさが人気の観葉植物です。ただ、中には「はじめてでも育てられるかな......」となかなか手が出せない方もいるかもしれません。今回はパキラの基本的な育て方と注意点について解説します。パキラに興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

INDEX

パキラとは?

パキラはアオイ科・パキラ属の植物で、原産地は中南米です。温暖で雨の少ない地域で育つため、暑さや乾燥に強く、室内でも育てやすい植物です。また、害虫がつきにくいのも特徴。存在感のある太い幹と手を拡げたように5枚の葉っぱが大きく育つのが印象的で、インテリアを華やかな雰囲気にしてくれます。

・パキラの花言葉
パキラの花言葉は「快活」「勝利」です。また、「パキラを売ったらお金持ちになった」という言い伝えがあり、お金をもたらす幸運な木ということから「発財樹(Money tree)」という別名も。とても縁起のよい植物なので、自宅に飾るのにぴったり。インテリアをオシャレにしてくれるだけでなく、運気をあげてくれる効果もあるのです。

パキラの育て方

パキラの育て方について解説します。

パキラの適切な環境

・日光不足に注意

パキラは耐陰性のある植物で日陰でも育てることができますが、まったく日光が届かない場所はNGです。葉や枝に元気がなくなり、葉落ちの原因になってしまいます。カーテン越しに日光があたる場所や明るい日陰を探して飾ってみてください。置き場所がない場合は、午前中だけ日光のあたる場所に移動させてもよいでしょう。

・直射日光に注意

パキラの成長には日光が欠かせませんが、直射日光のあたる場所は避けましょう。直射日光に長時間さらされると、葉焼けを起こしてしまいます。

・室内を5℃以上に保つ

パキラは温暖な地域で育つ植物で、寒さにあまり慣れていません。5℃以下になると葉や枝の成長がにぶり、長時間置き続けると枯れの原因になることも。5℃以下にならない場所に飾るようにしてください。

水やりの方法

・土の状態を確認する

水やりをする際には、まず土の表面の状態を確認しましょう。土の表面全体が乾いたら水やりの合図です。また、水やりには、栄養を行き渡らせるだけでなく、土の空気を入れ替える役割もあります。そのため、鉢の下から水が出るくらいたっぷりと水をあげましょう。鉢から出た水を放置すると根腐れの原因になるため、必ず捨てるようにしてください。

・冬の水やり

パキラは春から夏にかけて成長する植物です。寒くなると根から水分を吸い上げる量が減るので、夏よりも水やりの量を少なくする、または頻度を減らしましょう。やや乾燥気味の状態を維持することで、根腐れを防ぐことができます。

・葉の状態を確認する

葉の状態からも水やりのタイミングを確認することができます。張りがなく、少ししなっとしている場合は、葉に水分が足りていない可能性があります。土の状態も確認して、乾燥している場合は水やりをしましょう。また、葉の水分補給には葉水も有効です。葉水は頻繁におこなってもよいので、できれば毎日おこないましょう。

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パキラの用土と肥料

・水はけの良い用土を選ぶ

パキラには水はけの良い用土がおすすめです。ご自身で植え替えなどをおこなう場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合でよく混ぜて使ってみてください。初心者の方は無理せず、観葉植物の培養土を使えば安心です。

・化成肥料を適度に与える

成長期に入る春頃に緩効性化成肥料を鉢の大きさに合わせて与えましょう。株をより大きくしたいという方は、春から夏の期間に薄くした液肥を与えるのもいいですね。成長期に適切な栄養を与えることで、より元気に大きく育ってくれます。

パキラを育てるためのポイント

パキラを育てるときに押さえておきたいポイントについて解説します。

育てやすいパキラの選び方

なるべく元気で健康なパキラを選ぶことが大切です。葉っぱの様子をよく確認して、葉が生い茂っているもの、ツヤとハリがあり緑が濃いものを選んでみてください。

剪定や切り戻しのやり方

パキラは成長が早い植物です。成長期にはあっという間に葉が成長し、風通しが悪くなったり葉に日光があたりづらくなったりしてしまいます。「伸びすぎた枝・色が悪くなっている葉・絡み合っている枝」などを生え際から切り落としましょう。なお、剪定や切り戻しは必ず成長期の6〜8月頃に。この季節であれば、切りすぎてしまってもすぐに新しい芽が生まれます。

パキラの植え替え手順

パキラが大きくなると植え替えが必要になることも。植え替えは以下の手順でおこないましょう。なお、植え替えは成長期に入る前の5、6月におこないます。

1.数日水やりを控えて、土を乾燥させる

2.新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石・新しい土(鉢の1/3)入れる

3.鉢からパキラを取り出し、下部についた古い土を1/3程度落とす

4.黒くなっている根は切り落とす

5.パキラを新しい鉢の真ん中に置き、鉢の2、3cm下くらいまで土を入れる

6.水をたっぷり与えて完了

なお、パキラを育てる方法として水耕栽培があります。水耕栽培に興味があるという方は、以下の記事も合わせて確認してみてください。

関連記事:パキラの水耕栽培はどうすれば良い?水耕栽培の準備と手順を解説

パキラが枯れる原因と対処方法

最後にパキラが枯れてしまう原因と対処方法について解説します。

パキラが枯れる主な原因

・水やり

パキラが枯れてしまう最大の原因は水やりのしすぎです。水やりのしすぎで土が水浸しになると、根が呼吸できなくなり、根腐れが発生します。根が腐ってしまうと、水を吸い上げることができなくなり枯れてしまうことがあります。

・生育環境(温度・日光)

5℃以下、または日光があたりすぎる・日光がまったくあたらない環境ではパキラは健康に育つことができません。このような環境に長く放置すると、次第に元気がなくなり枯れてしまいます。

パキラに発生しやすい虫

パキラにはハダニ・アブラムシなどの害虫が発生することがあります。害虫が発生すると、葉の養分を吸い取られてしまいます。春から秋にかけて害虫が発生しやすくなるので注意しましょう。

・原因と対処方法

葉の裏側に植え付けられた卵から害虫が発生します。葉の状況をチェックして、卵を発見したら除去することが大切です。また、害虫は水をいやがるので葉水を定期的に与えるのも効果的です。水やりの際に、シャワーなどで葉っぱにも水をかけて、害虫や卵を洗い流すのもよいでしょう。葉の量が多すぎる場合は、剪定して卵を発見しやすくしましょう。

パキラがかかりやすい病気

パキラがかかりやすい病気としては、カイガラムシやハダニの排泄物が原因の「すす病」、カビが原因で発生する「炭そ病」があります。それぞれの原因と対処方法について解説します。

・原因と対処方法

すす病は害虫の排泄物が原因で発生するため、上述した害虫の対処方法をすることが大切です。炭そ病は温度・湿度が高い環境でかかりやすくなるため、剪定をして葉っぱや枝の風通しを良くする、適度な日光をあてることが大切です。害虫予防・剪定・適切な環境での管理が病気を予防するのに大切です。

まとめ

パキラは、オシャレな見栄えやポジティブな花言葉で人気の観葉植物です。また別名は「発財樹(Money tree)」で、金運を上げるのにもぴったり。今回ご紹介した、水やり、害虫・病気の予防・対処をすれば、初心者でも元気に育てることができます。観葉植物に興味がある方は、ぜひパキラを選んでみてください。

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